F・マリノスサポーターのボルテージが何度も上がり、声援が大きくなる場面が終盤にかけて増える中、川崎は辛くも同点に追い付いてドローに持ち込みました。
長谷部茂利監督は大胆なターンオーバーを行い、チョン・ソンリョンや小林悠がスタメンに名を連ね、脇坂泰斗や山田新はベンチスタート。山口瑠伊や三浦颯太、丸山祐市などはベンチにも入りません。
普段は我慢の多い前半の45分間ですが、この日はトップ下に入った瀬川祐輔が少ないタッチで中継役となり、宮城天に代わって急遽先発を務めたマルシーニョを活かした攻撃で相手を脅かします。
7分には早くも先手を取りました。決めたのは3列目を任された大関友翔です。ヤン・マテウスのパスミスを伊藤達哉がさらい、複数の選手が攻め入ってゴールを奪いました。
その後はF・マリノスの宮市亮とヤン・マテウスのいる右サイドを軸とした攻めを受ける時間が続き、ホームチームは統制のとれた3ラインで凌いでいたものの、相手コーナーキックの流れでヤン・マテウスに決められてしまいます。
直後、伊藤がボックスで倒され、VARの介入がなされるも、その前に小林がオフサイドポジションにいたと判定され、PKとはなりません。
ハーフタイム明け、長谷部監督は明確に勝ちに行く姿勢を見せます。河原創とマルシーニョを下げ、攻撃で違いをつくれる山本悠樹と脇坂泰斗を投入。瀬川が左MFに変わります。
川崎が前に出る機会が増えたため、F・マリノスはカウンター主体の攻めを繰り出してきました。2対3の数的不利になった場面は、高井幸大がクレバーな守備で阻止します。
一進一退の攻防が続く中、セサル・アイダルの左足が火を吹きました。セットプレーではなく、オープンプレーで持ち上がっての強烈なロングシュートです。これで再び一歩前に出ました。
ただ、久々の出場となったコロンビア人センターバックは足がつってしまい、交代を余儀なくされます。代わりに入ったのは土屋櫂大でした。残り2分とアディショナルタイムを若いセンターバックコンビで逃げ切るつもりでした。
しかし、この采配が裏目に出ます。途中出場の天野純、さらにヤン・マテウスに立て続けにゴールを許してしまい、試合をひっくり返されたのです。勝ち越したアウェイチームは喜びを爆発させます。
土屋が入る前に左サイドバックとして入った佐々木旭をセンターバックに移し、瀬川をサイドバックにする形もできたはずですが、指揮官はそうではない形で試合をクローズできると思ったのでしょう。
このままではあまりにも苦いデビューとなる18歳を救ったのは、高井でした。脇坂のコーナーキックを高い打点で合わせ、90+10分に同点弾を叩き込みました。
F・マリノスとは近いうちにサウジアラビアで一発勝負をする可能性がありますが、その相手に今回のメンバーで勝ち切れれば最高でした。それでも土壇場で勝ち点1をもぎ取ったことは大きいと言えるでしょう。
長谷部茂利監督は大胆なターンオーバーを行い、チョン・ソンリョンや小林悠がスタメンに名を連ね、脇坂泰斗や山田新はベンチスタート。山口瑠伊や三浦颯太、丸山祐市などはベンチにも入りません。
普段は我慢の多い前半の45分間ですが、この日はトップ下に入った瀬川祐輔が少ないタッチで中継役となり、宮城天に代わって急遽先発を務めたマルシーニョを活かした攻撃で相手を脅かします。
7分には早くも先手を取りました。決めたのは3列目を任された大関友翔です。ヤン・マテウスのパスミスを伊藤達哉がさらい、複数の選手が攻め入ってゴールを奪いました。
その後はF・マリノスの宮市亮とヤン・マテウスのいる右サイドを軸とした攻めを受ける時間が続き、ホームチームは統制のとれた3ラインで凌いでいたものの、相手コーナーキックの流れでヤン・マテウスに決められてしまいます。
直後、伊藤がボックスで倒され、VARの介入がなされるも、その前に小林がオフサイドポジションにいたと判定され、PKとはなりません。
ハーフタイム明け、長谷部監督は明確に勝ちに行く姿勢を見せます。河原創とマルシーニョを下げ、攻撃で違いをつくれる山本悠樹と脇坂泰斗を投入。瀬川が左MFに変わります。
川崎が前に出る機会が増えたため、F・マリノスはカウンター主体の攻めを繰り出してきました。2対3の数的不利になった場面は、高井幸大がクレバーな守備で阻止します。
一進一退の攻防が続く中、セサル・アイダルの左足が火を吹きました。セットプレーではなく、オープンプレーで持ち上がっての強烈なロングシュートです。これで再び一歩前に出ました。
ただ、久々の出場となったコロンビア人センターバックは足がつってしまい、交代を余儀なくされます。代わりに入ったのは土屋櫂大でした。残り2分とアディショナルタイムを若いセンターバックコンビで逃げ切るつもりでした。
しかし、この采配が裏目に出ます。途中出場の天野純、さらにヤン・マテウスに立て続けにゴールを許してしまい、試合をひっくり返されたのです。勝ち越したアウェイチームは喜びを爆発させます。
土屋が入る前に左サイドバックとして入った佐々木旭をセンターバックに移し、瀬川をサイドバックにする形もできたはずですが、指揮官はそうではない形で試合をクローズできると思ったのでしょう。
このままではあまりにも苦いデビューとなる18歳を救ったのは、高井でした。脇坂のコーナーキックを高い打点で合わせ、90+10分に同点弾を叩き込みました。
F・マリノスとは近いうちにサウジアラビアで一発勝負をする可能性がありますが、その相手に今回のメンバーで勝ち切れれば最高でした。それでも土壇場で勝ち点1をもぎ取ったことは大きいと言えるでしょう。