2002年、快適な札幌ドームでの対戦から24年。同じようにプレーしやすいアトランタスタジアムを舞台に、ワールドカップで再び相まみえた両者。試合はフットボールの歴史に残る壮絶な戦いでした。
前線からハイプレスをかけるイングランドに対し、それをいなそうとするアルゼンチン。この構図でスタートした試合は、10分を前にハイプレスこそ落ち着いたものの、次第に激しさを増します。ジンクスを踏まえてセカンドユニフォームを着用したアルゼンチンが、全身を使ってプレーしました。主審がファウルを細やかにとることはなく、ヒートアップする場面もありましたが、大騒動にはなりません。
シュートの少ない前半でしたが、潰し合いには迫力があり、何よりリオネル・メッシの奮闘が光りました。今大会のこれまでとは違い、時には守備に走り、止められることの多かったドリブルも切れ味が鋭く、イングランドにたびたび脅威を与えます。
とはいえ、メッシといえども全盛期ほどのパフォーマンスではないため、ドリブルを仕掛けた際のボールロストのリスクは高いのですが、仲間たちがそれを補います。
試合が動いたのはハーフタイム明けの55分、アンソニー・ゴードンによるゴールでした。中盤に下がることの多いハリー・ケインの大きな展開をきっかけにして、先制点に結び付けました。
負ければ頂点への道が閉ざされるアルゼンチンは、ボールを保持しながら隙をうかがいます。イングランドは自陣深くに下げさせられ、懸命に1点を死守しようとします。ケインは時折、中盤に立つメッシを消す動きをしていました。
トーマス・トゥヘル監督はハイドレーションブレイク明けに殊勲のゴードンに代えて、エズリ・コンサを投入。守備時は5バックにして逃げ切りを図りました。
対するリオネル・スカローニ監督は3枚代えを決行。そのうち1枚は警告を受けていたセンターバックの一人、リサンドロ・マルティネスで、代わりにニコラス・オタメンディが入ります。
ゴール前を固められながらも、アレクシス・マクアリスターやフリアン・アルバレスが果敢に迫りましたが、ジョーダン・ピックフォードの好セーブもあり、得点を奪えません。
残り10分を切ると、アルゼンチンはラウタロ・マルティネスを、イングランドは屈強なダン・バーンを入れて決着をつけにいきました。
結果として、イングランドの逃げ切りは許されませんでした。コーナーキックを起点にして、エンソ・フェルナンデスが鋭いミドルを放ち、ジュード・ベリンガムがスライディングでブロックに入ります。しかし、エンソのシュートが上回り、ゴールネットに突き刺さりました。
守備者の増えたイングランドは、カウンターを仕掛けることもままならず、追い付かれたことで難しくなりました。アルゼンチンの攻撃を一方的に受けるばかりで、さらなる失点は時間の問題でした。
90+2分、メッシが再三攻めていた右サイドから逆足でクロスを入れ、それをラウタロが頭で合わせます。アルゼンチンに歓喜の時が訪れました。
イングランドは攻めるしかないのですが、攻撃の駒が少なく、やむを得ずバーンやマーク・ゲーイを前線に上げます。さらにはマーカス・ラッシュフォード、イバン・トニーをも投入。しかし、アルゼンチンの懸命のディフェンスが勝りました。
10分以上のアディショナルタイムの末に、アルゼンチンが勝利を収めました。ノックアウトステージに入るとカーボベルデに苦しめられ、エジプトにはVARにも救われつつ驚異的な逆転劇で勝ち上がり、スイスには劣勢に立たされたところで相手に退場者が出たこともあって勝利。この日も得点力を誇るケインとベリンガムに仕事をさせず、試合をひっくり返しての勝ちでした。
ドラマチックなストーリーを紡いで、前回王者はEURO王者との“フィナリッシマ”に臨みます。
前線からハイプレスをかけるイングランドに対し、それをいなそうとするアルゼンチン。この構図でスタートした試合は、10分を前にハイプレスこそ落ち着いたものの、次第に激しさを増します。ジンクスを踏まえてセカンドユニフォームを着用したアルゼンチンが、全身を使ってプレーしました。主審がファウルを細やかにとることはなく、ヒートアップする場面もありましたが、大騒動にはなりません。
シュートの少ない前半でしたが、潰し合いには迫力があり、何よりリオネル・メッシの奮闘が光りました。今大会のこれまでとは違い、時には守備に走り、止められることの多かったドリブルも切れ味が鋭く、イングランドにたびたび脅威を与えます。
とはいえ、メッシといえども全盛期ほどのパフォーマンスではないため、ドリブルを仕掛けた際のボールロストのリスクは高いのですが、仲間たちがそれを補います。
試合が動いたのはハーフタイム明けの55分、アンソニー・ゴードンによるゴールでした。中盤に下がることの多いハリー・ケインの大きな展開をきっかけにして、先制点に結び付けました。
負ければ頂点への道が閉ざされるアルゼンチンは、ボールを保持しながら隙をうかがいます。イングランドは自陣深くに下げさせられ、懸命に1点を死守しようとします。ケインは時折、中盤に立つメッシを消す動きをしていました。
トーマス・トゥヘル監督はハイドレーションブレイク明けに殊勲のゴードンに代えて、エズリ・コンサを投入。守備時は5バックにして逃げ切りを図りました。
対するリオネル・スカローニ監督は3枚代えを決行。そのうち1枚は警告を受けていたセンターバックの一人、リサンドロ・マルティネスで、代わりにニコラス・オタメンディが入ります。
ゴール前を固められながらも、アレクシス・マクアリスターやフリアン・アルバレスが果敢に迫りましたが、ジョーダン・ピックフォードの好セーブもあり、得点を奪えません。
残り10分を切ると、アルゼンチンはラウタロ・マルティネスを、イングランドは屈強なダン・バーンを入れて決着をつけにいきました。
結果として、イングランドの逃げ切りは許されませんでした。コーナーキックを起点にして、エンソ・フェルナンデスが鋭いミドルを放ち、ジュード・ベリンガムがスライディングでブロックに入ります。しかし、エンソのシュートが上回り、ゴールネットに突き刺さりました。
守備者の増えたイングランドは、カウンターを仕掛けることもままならず、追い付かれたことで難しくなりました。アルゼンチンの攻撃を一方的に受けるばかりで、さらなる失点は時間の問題でした。
90+2分、メッシが再三攻めていた右サイドから逆足でクロスを入れ、それをラウタロが頭で合わせます。アルゼンチンに歓喜の時が訪れました。
イングランドは攻めるしかないのですが、攻撃の駒が少なく、やむを得ずバーンやマーク・ゲーイを前線に上げます。さらにはマーカス・ラッシュフォード、イバン・トニーをも投入。しかし、アルゼンチンの懸命のディフェンスが勝りました。
10分以上のアディショナルタイムの末に、アルゼンチンが勝利を収めました。ノックアウトステージに入るとカーボベルデに苦しめられ、エジプトにはVARにも救われつつ驚異的な逆転劇で勝ち上がり、スイスには劣勢に立たされたところで相手に退場者が出たこともあって勝利。この日も得点力を誇るケインとベリンガムに仕事をさせず、試合をひっくり返しての勝ちでした。
ドラマチックなストーリーを紡いで、前回王者はEURO王者との“フィナリッシマ”に臨みます。
