またしてもマルシーニョが退場となってしまい、10人での戦いを強いられた川崎。それでも最後まで死力を尽くして、相手に点を与えませんでした。

中3日でのゲームでしたが、鬼木達監督は快勝した前節と同じ11人を先発に選びます。出場停止明けのマルシーニョはベンチスタートです。

互いに攻め合う展開ながら、試合は次第にF・マリノスペースに変わります。宮市亮のシュートがクロスバーを叩くなど、得点の可能性が高かったのはホームチームの方でした。

川崎は前線にボールを送るも、それが長くなってフィニッシュまでいけず、シュート数が増えていきません。

そうした苦しい状況でハーフタイムを目前にして三浦颯太が負傷。交代機会を一度使う形で佐々木旭が送り込まれます。

後半になると川崎が主導権を握り返さんと攻めます。家長昭博が右サイドにとどまらない、いつもの的確な動きで流れをつくりました。

少しずつ盛り返す中、遠野大弥からパスを受けてのエリソンのシュートは、当たりが十分ではなく得点には結び付きません。

F・マリノスは上島拓巳、畠中槙之助の両センターバックが強固で、川崎はそれ以外ではなかなか形をつくれませんでした。

62分にマルシーニョが入り、佐々木と瀬川祐輔のポジションを入れ替えてここからという場面で、松原健に対するマルシーニョのプレーがVARによって退場処分となりました。

数的不利の川崎は大南拓磨を投入。実質5バックにして、後方を厚くします。中盤の脇坂泰斗、家長も時に下がってディフェンス対応に奔走しました。

とはいえ勝利を目指すことをあきらめたわけではなく、チャンスと見れば前進します。家長が持ち運んでのカウンター局面は、周囲の押し上げが不十分で最後までやり切れずに終わりました。また佐々木が上がってのシュートは枠を外れてしまいます。

最後は高井幸大がアンデルソン・ロペスをクリーンに封じてタイムアップ。木村博之主審の笛が鳴り響くと、多くの川崎の選手がピッチに座り込みます。勝てればその奮闘が報われたゲームではありますが、アウェイで貴重な勝ち点1を得られました。