またしても1点に泣きました。それも2節前のガンバ大阪戦同様、点を取り合う中での試合終了間際の失点です。一瞬の隙をつかれて、満田誠に決められました。

それまで劣勢に立たされながらも、チョン・ソンリョンが何度もピンチを防いでいただけに、この負けは悔やまれます。

試合はホームチームのペースでした。ハイプレスでスタートした広島は、中野就斗、志知孝明の両ウイングバックが高い位置をとって攻めてきました。

対して川崎は瀬古樹がジョアン・シミッチの脇に立って、後方のパスコースを確保するなどして自陣からの打開を図ります。

ようやく攻撃に転じると、相手のウイングバックの裏、3バックの脇を意識して狙いました。コーナーキックからの失点後、同点に追い付いた場面もシミッチから左の瀬川祐輔へのパスが決め手でした。

しかし、後半は再び苦境に立たされます。広島に圧倒されて防戦一方となり、シミッチが最終ラインに吸収されることも少なくありません。

60分には後半頭から入ったマルコス・ジュニオールの繊細なボールタッチに翻弄され勝ち越し弾を許しました。ボックス内に入られたため、迂闊なファウルはできませんでした。

ただ、そのままの勢いを持続する広島に追加点を許さなかったことで、川崎にも光が射します。活性化のため3枚替えを行なった6分後、脇坂泰斗のヒールパスを山根視来が丁寧に合わせて2-2に追い付いたのです。

執念を見せたことで息を吹き返したアウェイチームは、セカンドボールを拾えるようになります。相手陣内で攻撃する時間も長くなり、ボックスに近付く場面も増えました。

とはいえ決定機と呼べるほどのチャンスはつくれず、脇坂が直接狙ったフリーキックも含め、大迫敬介を慌てさせるシーンはありません。それだけに完全に流れを取り戻したわけではないまま時間が過ぎました。

その中での90+7分の失点でした。アシストはマルコス・ジュニオールです。最後は迷いのない豪快な一撃に沈みました。

これで川崎は三連敗。接戦をものにできない苦しみが続きます。果たして、新たにバフェティンビ・ゴミスがチームに加わって、すべてが好転するのか。AFCチャンピオンズリーグ開幕による過密日程も始まるだけに難しい状況です。