2点のビハインドを追い付く流れは見事でした。それだけに後半アディショナルタイムで失った勝ち点は、チームにとって大きなダメージになり得ます。

約1ヵ月ぶりのホームゲームで、川崎は脇坂泰斗とマルシーニョ、そしてミッドウィークの天皇杯では出場のなかったレアンドロ・ダミアンがスタメンに名を連ねます。

序盤はフレッシュなマルシーニョのスピードを生かした攻め、レアンドロ・ダミアンの中央で構えてくれる安定感といったところが存分に見られました。

その中で先制できれば、試合の流れは変わったかもしれませんが、先に得点したのはアウェイチームでした。イッサム・ジェバリとファン・アラーノの絡みを経て、最後は石毛秀樹がフィニッシュ。ニアポストを叩いてゴールに吸い込まれました。

27分にボックスに飛び出した脇坂の巧みなプレーで同点に追い付くも、直後にジョアン・シミッチの石毛へのファウルで献上したPK、さらにはピッチコンディションが悪い中で高井幸大のバックパスの転がりが弱く、ファン・アラーノに奪われて失ったゴールで1-3となります。

鬼木達監督は後半頭にマルシーニョに代えて瀬川祐輔を投入。マルシーニョがまだ100%のコンディションではないのかもしれませんが、とにもかくにも前線のキャラクターを変えてきました。

その後も交代カードを切り、主導権を握って71分と75分にリスタートの流れから瀬川がゴールを決めました。75分の同点弾は、何度もシュートが阻まれた後の得点です。波状攻撃が実りました。

等々力陸上競技場のムードは高まり、逆転勝利への期待が膨らみます。それだけに90+6分にガンバにコーナーキックからダワンの勝ち越し点を許したのは悔やまれます。

残された時間が限られた中、高井も前線に上がってコーナーキックを獲得すると、チョン・ソンリョンもゴール前に上がります。それでも再び同点に追い付くことはできずにタイムアップを迎えました。

リーグ戦が再開しての初戦だっただけに勝ち点の欲しいゲームでしたが、あと一歩のところで落としてしまいました。