半年ぶりとなる多摩川クラシコは、東京のアグレッシブでタイトな守備に手を焼く間に2失点し、逃げ切りを許す格好となりました。
高井幸大がU-20ワールドカップに向けてチームを離れたものの、幸いにも登里享平が1試合の離脱で済んだため、センターバックは大南拓磨と車屋紳太郎で組みます。
ホームの東京は、強度高くゲームに入ってきました。それゆえ川崎はパスミスが目立ち、アタッキングサードにボールを運ぶのに苦労します。
ようやく11分に瀬古樹の判断のいいパスをきっかけに、家長昭博からのリターンを受けた瀬古が川崎最初のシュートを放ちました。ところが、ここからリズムに乗るかと思われた矢先に先制を許します。徳元悠平にポケットの手前から決められたのです。
勢い付いたホームチームは25分にも徳元のラストパスに安部柊斗が飛び込んで加点。最初は川崎のスローインでしたが、ボールを受けたジョアン・シミッチがロストしての失点です。連勝中にはなかった相手の先制点の後、30分経たないうちに2点ビハインドとなります。
それでも次第に東京に立ち上がりほどの強度が失われつつあり、川崎の相手を外す動きも出てきます。39分には瀬古が巧みな動きでボールを運んで、最後は宮代大聖が木本恭生に前を塞がれながらもわずかなシュートコースをつくりフィニッシュ。反撃の狼煙を上げます。
前半のうちに1点返せたのは大きく、後半さらにギアを上げたいところでしたが、49分の脇坂泰斗のプレーがVARの介入により、最終的に退場処分となりました。前回対戦同様に数的不利の戦いを強いられます。
川崎はそのまま4-4-1で数分プレーした後、大島僚太と遠野大弥が入った際に、家長を宮代の横に立たせた4-3-2に変更。あくまでも得点を取りに行く姿勢を見せます。
ここで上福元直人の存在が生きます。ボックスの外でのボール回しでセンターバックの間に立つため、最後方で3人が並ぶことができます。人数の確保ができることで、両サイドバックが攻撃に重心を置けました。
一方の東京は1人多いことを活かして積極的に出る場面は少なく、しっかり構えて隙をつくらない形をとりました。攻める川崎、守る東京の構図が明確にできます。
鬼木達監督が交代を進め、前線のタレントを変えながら攻撃に出ますが、ヤクブ・スウォビィクを中心とした守備は固く、遠野による決定機が2回ありながら得点が奪えません。
終盤は大南が前線に上がるも、森重真人へのファウルとなった際、脳震盪の疑いが出て交代を余儀なくされました。
退場者や累積警告、さらにはアクシデントまであって次節への不安が募る上、連勝も止まってしまいました。同点に追い付くこともできず、多摩川クラシコでは5年ぶりの敗戦です。
高井幸大がU-20ワールドカップに向けてチームを離れたものの、幸いにも登里享平が1試合の離脱で済んだため、センターバックは大南拓磨と車屋紳太郎で組みます。
ホームの東京は、強度高くゲームに入ってきました。それゆえ川崎はパスミスが目立ち、アタッキングサードにボールを運ぶのに苦労します。
ようやく11分に瀬古樹の判断のいいパスをきっかけに、家長昭博からのリターンを受けた瀬古が川崎最初のシュートを放ちました。ところが、ここからリズムに乗るかと思われた矢先に先制を許します。徳元悠平にポケットの手前から決められたのです。
勢い付いたホームチームは25分にも徳元のラストパスに安部柊斗が飛び込んで加点。最初は川崎のスローインでしたが、ボールを受けたジョアン・シミッチがロストしての失点です。連勝中にはなかった相手の先制点の後、30分経たないうちに2点ビハインドとなります。
それでも次第に東京に立ち上がりほどの強度が失われつつあり、川崎の相手を外す動きも出てきます。39分には瀬古が巧みな動きでボールを運んで、最後は宮代大聖が木本恭生に前を塞がれながらもわずかなシュートコースをつくりフィニッシュ。反撃の狼煙を上げます。
前半のうちに1点返せたのは大きく、後半さらにギアを上げたいところでしたが、49分の脇坂泰斗のプレーがVARの介入により、最終的に退場処分となりました。前回対戦同様に数的不利の戦いを強いられます。
川崎はそのまま4-4-1で数分プレーした後、大島僚太と遠野大弥が入った際に、家長を宮代の横に立たせた4-3-2に変更。あくまでも得点を取りに行く姿勢を見せます。
ここで上福元直人の存在が生きます。ボックスの外でのボール回しでセンターバックの間に立つため、最後方で3人が並ぶことができます。人数の確保ができることで、両サイドバックが攻撃に重心を置けました。
一方の東京は1人多いことを活かして積極的に出る場面は少なく、しっかり構えて隙をつくらない形をとりました。攻める川崎、守る東京の構図が明確にできます。
鬼木達監督が交代を進め、前線のタレントを変えながら攻撃に出ますが、ヤクブ・スウォビィクを中心とした守備は固く、遠野による決定機が2回ありながら得点が奪えません。
終盤は大南が前線に上がるも、森重真人へのファウルとなった際、脳震盪の疑いが出て交代を余儀なくされました。
退場者や累積警告、さらにはアクシデントまであって次節への不安が募る上、連勝も止まってしまいました。同点に追い付くこともできず、多摩川クラシコでは5年ぶりの敗戦です。