歴史上、これまで勝ったことのないドイツにワールドカップの舞台で勝ちながら、これまで一度も負けたことのなかったコスタリカに敗れました。せっかく取った初戦の勝ち点3を無駄にした格好です。

前半は立ち上がりに日本のファウルが目立ち、やがてコスタリカに付き合う形でスローテンポになりました。初戦の勢いを維持することができず、勝ち点3は欲しいけれど、失点を恐れた慎重なスタンスです。

日本は途中からメンバー変更をしないで3バックにシステムを変えましたが、互いに取り立てて決定機のない、言わば退屈な45分でした。

後半、2枚替えでスタートした日本。高さ、そしてレフティである点を買われての起用と思われる伊藤洋輝、そしてスピードが持ち味の浅野拓磨が送り込まれます。

伊藤には積極性も求められたはずですが、すぐ近くの吉田麻也につけるパスが多く、攻撃のスイッチを入れるには至りません。突破が期待できる三笘薫が入った後も同様で、どこかゲームに入れていないようでした。

時間は流れ、75分以降は両者が勝ち点3を意識したオープンな戦いを始めます。そこで81分、吉田の曖昧な、時間帯と場所を無視したようなクリアが日本に混乱をもたらします。

守田英正は予想外とも言えるクリアボールを処理できず、伊藤はラインを上げるタイミングが遅れ、ケイシェル・フラーに決められました。

その後は三笘の仕掛けで深く、ボックスの中まで攻め入るものの、ラストパスを受ける味方が決定的なシュートを打ち切れず、先制して守備モードのコスタリカに死守されます。

日本は終始、前線の選手が相手最終ラインとの駆け引きにばかり執着して、中盤で下がって受ける動きが多くありませんでした。

結果、サウジアラビア同様、初戦で歴史的勝利を挙げながら、同じように2戦目を落としました。

日本が次のステージに進めるかどうかはスペイン戦次第となりました。彼らの圧倒的なポゼッションにどこまで対抗できるか。得点を奪えるか。まだグループステージ突破を決めていない相手だけに、極めて難しい試合になることは間違いありません。