ベンチメンバーを含めて17人で臨んだ戦いは、マルシーニョの大爆発によって快勝に終わりました。

5-3-2でセットする福岡に対して、川崎は横浜F・マリノス戦で奏功した後方、特に谷口彰悟からのロングボールを主体に攻めました。

それでも先制の形は地上での崩しから生まれます。抜群のコンビネーションを誇る右サイド、山根視来、脇坂泰斗、家長昭博が絡んでの仕掛けでした。とりわけポケットに向かって走る山根に出した脇坂のダイレクトパスが絶妙で、最後はマルシーニョが合わせます。

川崎は得点を機につなぎを意識した、これまでの持ち味を発揮するようになりました。しかし、ジェジエウと山根の間の狭いスペースを走る山岸祐也に柳貴博のパスがピタリと合い、同点に追い付かれてしまいます。

悪い流れに引き込まれかねない失点でしたが、幸いにも飲水タイムのブレイク直前だったことがよかったのかもしれません。

前半終了間際、平塚悠知のパスミスを山根が逃しませんでした。しかもそのボールを一度トラップして止めるのではなく、ダイレクトで前方の家長に出します。一気に局面を変え、家長の右足クロスにレアンドロ・ダミアンが競ったこぼれをマルシーニョが押し込みました。勝ち越しです。

福岡は後半になるとフアンマ・デルガド、ジョン・マリを投入。ルキアンを含めた威圧感の強い3人を前線に並べてきました。それでも次の1点を取ったのは川崎でした。

谷口が大きく右サイドに展開すると、家長が完璧なトラップで足元に収めます。最終的に家長からクロスが放たれ、マルシーニョがゲット。左ウイングのポジションから中央に入る絶妙な動きでハットトリック達成です。

さらに遠野大弥がボックス内でドウグラス・グローリに倒されPKを獲得。ドウグラス・グローリは退場となります。これを家長が確実に沈めて1-4。試合を楽に進められるスコアになりました。

80分以降は家長を中心にプレーの速度を落としてゲームを締めにかかります。福岡もプレッシャーをさほどかけてこないため、比較的順調に時間を進められました。

不要な失点をすることなく5分のアディショナルタイムも乗り切り、勝ち点3を取りました。福岡の地では昨シーズンなどは残念な結果に終わりましたが、今回はそうしたことを払拭するような90分でした。次は今月のもう一つの大一番、鹿島アントラーズとの決戦です。