非常にタフな試合になりました。それでも完封勝ちを収められたのは、一時はやり繰りの難しかった守備陣が戦線復帰を果たして従来通りの厚みを持てるようになったからだと言えます。
前半は東京がやや構えて守ったため、後方でボールを動かすのはそれほど難しいことではありませんでした。ただ、相手のボックス内で決定的なフィニッシュにつなげられずにいました。
守備では縦への勢いのある長友佑都とアダイウトンのサイドで苦しめられ、時折、高萩洋次郎も絡んで攻められました。23分にはジェジエウのコントロールが大きくなったところをアダイウトンに奪われてピンチを招くシーンがありましたが、車屋紳太郎がカバーして失点には至りません。
膠着した中で前半終了間際にマルシーニョのパスを受けた登里享平がクロスを入れ、レアンドロ・ダミアンがジョアン・オマリの一歩前に出て頭で合わせます。ここのところ先制される試合が続いていただけに待望の先制点が生まれました。
ビハインドを背負った長谷川健太監督は、後半頭から永井謙佑を投入。チーム全体で永井を生かすサッカーを遂行してきました。ミッドウィークのヴィッセル神戸戦からスタメンをほとんどいじっておらず、疲労のたまっている川崎にとっては苦しい展開となります。
そこで鬼木達監督は63分に3枚替えを決行します。脇坂泰斗、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョを下げて、谷口彰悟、知念慶、小林悠を送り込みます。谷口は橘田健人と並ぶ形で立ち、旗手怜央を左ウイング、家長昭博をトップ下に変更しました。
交代およびシステム変更を行っても東京の勢いは止められません。74分には永井に抜け出され、がら空きのゴールに蹴り込まれますが、ジェジエウが懸命に戻ってゴールラインを割らせません。
残り10分を切ると、登里に代えて山村和也が入りました。山村が中盤センターに立ち、車屋が左サイドバックへ、谷口がセンターバックにポジションを変えます。後方の戦力の充実がなせる業でした。
87分のディエゴ・オリヴェイラの決定機には車屋と山村が体を投げ出し、その後のシュートはチョン・ソンリョンが打たせません。
アディショナルタイムには相手陣内深いところでフィジカルの強い知念と家長でボールをキープ。コーナーキックではボックスの中に誰も入らず、逃げ切りのために時間を使います。
最後の最後まで油断のできないゲームでしたし、特に後半は川崎らしいボールを保持して相手を圧倒するサッカーができませんでしたが、小林も含めチーム全員が虎の子の1点を死守すべく体を張りました。90分間のシュート数は川崎の6本に対して東京は倍の12本でした。
5連戦をすべて勝利で終えた川崎。最高の結果を残し、次の清水エスパルス戦までは3週間ほど空くこととなります。
前半は東京がやや構えて守ったため、後方でボールを動かすのはそれほど難しいことではありませんでした。ただ、相手のボックス内で決定的なフィニッシュにつなげられずにいました。
守備では縦への勢いのある長友佑都とアダイウトンのサイドで苦しめられ、時折、高萩洋次郎も絡んで攻められました。23分にはジェジエウのコントロールが大きくなったところをアダイウトンに奪われてピンチを招くシーンがありましたが、車屋紳太郎がカバーして失点には至りません。
膠着した中で前半終了間際にマルシーニョのパスを受けた登里享平がクロスを入れ、レアンドロ・ダミアンがジョアン・オマリの一歩前に出て頭で合わせます。ここのところ先制される試合が続いていただけに待望の先制点が生まれました。
ビハインドを背負った長谷川健太監督は、後半頭から永井謙佑を投入。チーム全体で永井を生かすサッカーを遂行してきました。ミッドウィークのヴィッセル神戸戦からスタメンをほとんどいじっておらず、疲労のたまっている川崎にとっては苦しい展開となります。
そこで鬼木達監督は63分に3枚替えを決行します。脇坂泰斗、レアンドロ・ダミアン、マルシーニョを下げて、谷口彰悟、知念慶、小林悠を送り込みます。谷口は橘田健人と並ぶ形で立ち、旗手怜央を左ウイング、家長昭博をトップ下に変更しました。
交代およびシステム変更を行っても東京の勢いは止められません。74分には永井に抜け出され、がら空きのゴールに蹴り込まれますが、ジェジエウが懸命に戻ってゴールラインを割らせません。
残り10分を切ると、登里に代えて山村和也が入りました。山村が中盤センターに立ち、車屋が左サイドバックへ、谷口がセンターバックにポジションを変えます。後方の戦力の充実がなせる業でした。
87分のディエゴ・オリヴェイラの決定機には車屋と山村が体を投げ出し、その後のシュートはチョン・ソンリョンが打たせません。
アディショナルタイムには相手陣内深いところでフィジカルの強い知念と家長でボールをキープ。コーナーキックではボックスの中に誰も入らず、逃げ切りのために時間を使います。
最後の最後まで油断のできないゲームでしたし、特に後半は川崎らしいボールを保持して相手を圧倒するサッカーができませんでしたが、小林も含めチーム全員が虎の子の1点を死守すべく体を張りました。90分間のシュート数は川崎の6本に対して東京は倍の12本でした。
5連戦をすべて勝利で終えた川崎。最高の結果を残し、次の清水エスパルス戦までは3週間ほど空くこととなります。