等々力陸上競技場が使えないため、天皇杯を含めてアウェイでの戦いが続き、リーグ戦においては望んだ結果が手に入らないという苦しい状況にあった川崎でしたが、札幌相手に苦労しながらも完封勝利を収めました。
ジョアン・シミッチ、家長昭博、レアンドロ・ダミアンをベンチに置いて、ミッドウィークのアビスパ福岡戦以上にターンオーバーの色が濃くなった川崎は、札幌のマンツーマンディフェンスに手こずりました。縦に速いパスを繰り出して剝がそうとしても相手に引っかかって取られてしまい、逆に流れるような攻撃を浴びる格好となりました。
ボール回しで打開できないことから、橘田健人が中盤をドリブルで突き進むなど、個々人の強引とも言えるプレーでついている相手を外しにかかります。
その姿勢を前面に出していたのが小林悠でした。34分、宮城天の出したパスを受けると、高嶺朋樹にタイトにつかれている中で体を反転させながらゴールにねじ込んでみせました。シュートコースはほとんどなかった場面でしたが、貴重な先制点を奪います。
5分後にはこぼれ球に貪欲に反応し、荒野拓馬の背後から出てきた遠野大弥の追加点をアシスト。背番号11が重要な一戦でチームを牽引します。
2点リードしている川崎ですがゲームの主導権を握るまでには至らず、後半は自陣に押し込められる時間が長く、しばらくはほぼ防戦一方になりました。それでもチョン・ソンリョン、ジェジエウ、山根視来をはじめ、全員で懸命にゴールを死守します。
61分には鬼木達監督が宮城を下げてシミッチを投入。最終ラインの前に山村和也と並べる形にして、劣勢を凌ぐべく中盤の守備を厚くしました。早い段階でのこの決断は功を奏します。
84分に小塚和季とレアンドロ・ダミアンが入った頃からようやく川崎が落ち着いてボールを動かせるようになります。残り時間は少なく、点差を考えるとセーフティーに逃げ切りを図れるまでになりました。王者としての冷静さを取り戻した時間帯です。
札幌はルーカス・フェルナンデス、ジェイ・ボスロイドら強力な外国籍選手を送り込んでいましたが、川崎は慌てることなく粘り強く人数をかけて守りました。
テンポよくスピーディーで、相手を圧倒するサッカーは披露できないチームコンディションにありながら、強い気持ちで、執念で勝ち点3をもぎ取りました。無敗記録が途絶えた直後、首位をキープするためにも是が非でも結果が欲しかった川崎にとっては大きな勝利となりました。
ジョアン・シミッチ、家長昭博、レアンドロ・ダミアンをベンチに置いて、ミッドウィークのアビスパ福岡戦以上にターンオーバーの色が濃くなった川崎は、札幌のマンツーマンディフェンスに手こずりました。縦に速いパスを繰り出して剝がそうとしても相手に引っかかって取られてしまい、逆に流れるような攻撃を浴びる格好となりました。
ボール回しで打開できないことから、橘田健人が中盤をドリブルで突き進むなど、個々人の強引とも言えるプレーでついている相手を外しにかかります。
その姿勢を前面に出していたのが小林悠でした。34分、宮城天の出したパスを受けると、高嶺朋樹にタイトにつかれている中で体を反転させながらゴールにねじ込んでみせました。シュートコースはほとんどなかった場面でしたが、貴重な先制点を奪います。
5分後にはこぼれ球に貪欲に反応し、荒野拓馬の背後から出てきた遠野大弥の追加点をアシスト。背番号11が重要な一戦でチームを牽引します。
2点リードしている川崎ですがゲームの主導権を握るまでには至らず、後半は自陣に押し込められる時間が長く、しばらくはほぼ防戦一方になりました。それでもチョン・ソンリョン、ジェジエウ、山根視来をはじめ、全員で懸命にゴールを死守します。
61分には鬼木達監督が宮城を下げてシミッチを投入。最終ラインの前に山村和也と並べる形にして、劣勢を凌ぐべく中盤の守備を厚くしました。早い段階でのこの決断は功を奏します。
84分に小塚和季とレアンドロ・ダミアンが入った頃からようやく川崎が落ち着いてボールを動かせるようになります。残り時間は少なく、点差を考えるとセーフティーに逃げ切りを図れるまでになりました。王者としての冷静さを取り戻した時間帯です。
札幌はルーカス・フェルナンデス、ジェイ・ボスロイドら強力な外国籍選手を送り込んでいましたが、川崎は慌てることなく粘り強く人数をかけて守りました。
テンポよくスピーディーで、相手を圧倒するサッカーは披露できないチームコンディションにありながら、強い気持ちで、執念で勝ち点3をもぎ取りました。無敗記録が途絶えた直後、首位をキープするためにも是が非でも結果が欲しかった川崎にとっては大きな勝利となりました。