苦労した試合でした。特に前半は柏の術中にはまり、思うようなプレーができませんでした。

ボールホルダーに高い位置から激しいプレッシャーをかけられ、奪われると中距離のパスに威力と精度を備えているクリスティアーノ、そしてマイケル・オルンガを生かしたカウンターを発動させられました。

前回対戦では仕事をさせず、前半だけで退いたオルンガは、今回大きな脅威となって立ちはだかります。守田英正のパスが甘くなるとかっさらわれ、チョン・ソンリョンはきわどいプレーを選択せざるを得なくなり、最終的に14分には柏陣内から一気の攻めでオルンガに仕留められます。

柏のプレスは落ちることなく続き、たびたびサイドチェンジを用いながら打開を図るものの得点を取れないままハーフタイムを迎えました。

後半頭からは家長昭博、三笘薫を投入。攻撃の意識を強めて臨むはずが、開始1分足らずでボックス内での守備対応の甘さから瀬川祐輔のゴールを許してしまいます。

それでも直後に田中碧のコーナーキックを家長が合わせて1点差に詰め寄ったことで流れを引き戻します。

柏は前半とはスタンスを変えており、プレッシャーの強度を維持するよりはブロックを敷いて構える戦いを選択。ビルドアップの難しさは緩和され、川崎はボール保持がしやすくなります。

また家長が適切な場所にポジションを移動し、ときには下がって受けるなどするため、前半はベンチからの指示を受けるほど積極的に出られなかった旗手怜央が前向きにプレーするようになりました。

戦局が変わり、ペースを握ったことで、結果的にキム・スンギュのミスを誘ってレアンドロ・ダミアンの同点弾が生まれ、同点での逃げ切りを図る柏になおも襲い掛かることで家長の逆転弾につながります。

終盤は三笘に得点を取らせようとする意図がチームから見えたものの実らず、逆にややバタバタしますが、クロスバーにも助けられて勝利を収めます。連勝が途絶えて以来初めてとなる2連勝を飾って、リーグ戦を締めくくることができました。