絶好調の川崎は、この日も大分を難なく下してクラブ記録を更新する8連勝を飾りました。

昨シーズンのように引かれた相手に必要以上に苦しむこともなく、慎重に構えられている中でもまずはプレッシャーのかかっていないジェジエウ、谷口彰悟から鋭いグラウンダーの縦パスを入れて打開を図ります。

先制点も谷口の縦パスがきっかけとなりました。中央のレーンを通す速いボールをレアンドロ・ダミアンがコントロールして小林悠に預け、それが脇坂泰斗へと渡り、最後は三笘薫がボックスの角から鮮やかにネットを揺さぶりました。隙のない、流れるような川崎らしい得点でした。

ムン・キョンゴンを起点に徹底して最後方からつなぐスタイルの大分に対し、川崎は前線の選手がビルドアップの段階から強いプレッシャーをかけます。相手に持たれる時間が長くなったとしても、余裕は決して与えずにどういう状況下であっても試合の主導権を握り続けました。

その姿勢がゴールという結果にも結び付きました。早目に設けられた飲水タイム明けの24分、相手の意志疎通が乱れて流れたボールをレアンドロ・ダミアンが奪い、冷静にフィニッシュ。あっさりとリードを広げます。

ハーフタイムが明けて60分以降、メンバー交代が進んでからは決定機こそつくれたものの、さらなるゴールは生まれませんでしたが、試合を通じて大分のシュートを1本に抑え、危なげない試合運びを見せました。

暑さが厳しい夏場ということを考えても、さほど負荷のかからない今節の戦い方は理にかなっています。相手に応じて確実に勝利をもぎ取る安定感があり、首位をひた走る強さを見せつけた一戦でした。