アーセナル戦、バーンリー戦にクリーンシートで快勝し、長期中断明けは好調のマンチェスター・シティ。スタンフォード・ブリッジに乗り込んでの上位対決は、守りに重心を置きながらもカウンターという鋭く強烈な武器を持つチェルシーに敗れる結果となりました。
最初の失点はバンジャマン・メンディとイルカイ・ギュンドアンの意思疎通がうまくいかなかったことからクリスティアン・プリシッチの独走を許したために生まれました。もともとは相手陣内深い位置でのフリーキックのチャンスでしたが、見事に引っ繰り返されます。
その後、ハーフタイムを迎えるまでの9分間、シティの選手に動揺が見られました。攻撃の組み立てに際して焦りが出ていて、それまでのようなバランスのとれた効果的な戦いができないでいました。
ロッカールームに一度戻ってからは立て直しに成功。アンカーのロドリ含め、前方への意識を強めてチェルシー陣内に進出します。この日はプレースキックの精度がそれほど高くなかったケビン・デ・ブライネが、絶好の位置からのフリーキックを沈めて同点にも追い付きました。
直後、0トップの役割を担っていたベルナルド・シウバに代えてガブリエウ・ジェズスを、ロドリに代えてダビド・シルバを入れてギュンドアンをアンカーに置く、よりオフェンシブな形とします。
リスク承知で挑んだシティですが、ホームチームは冷静に対処します。隙あらばカウンターの精神で、少ないチャンスを生かしました。プリシッチのきわどいシュートはカイル・ウォーカーがギリギリのところでクリアしますが、ひたむきな守備が実ったのはここまででした。
左サイドでファウル覚悟のプレーをしたデ・ブライネがウィリアンの突破を許し、チェルシーが決定機を創出。最後はシュートに対してフェルナンジーニョが腕を出したため、PKを与えることとなりました。これをウィリアンがきっちり決めて勝負あり。フェルナンジーニョは退場処分を受けたため、シティは数的不利にもなりました。
引き分けでもリバプールのプレミアリーグ優勝が決まる中、残り時間はわずかに12分。アディショナルタイムは6分用意されたものの、選手交代の機会を使い果たしていてラヒーム・スターリングを右サイドバックで起用しなければならない難しさもあり、あきらめの色もにじみ出てきて勢いが失われます。
結局、ボールは支配しながら、枠内シュートはわずかに2本。勝ち点3の獲得はなりませんでした。
シティとしてはこの試合に勝って、まだリーグ優勝が決まっていない状態で次節リバプールとの燃えるような直接対決を迎えたかったはずですが、昨シーズンのヨーロッパリーグチャンピオンはたやすく倒せるチームではありませんでした。
最初の失点はバンジャマン・メンディとイルカイ・ギュンドアンの意思疎通がうまくいかなかったことからクリスティアン・プリシッチの独走を許したために生まれました。もともとは相手陣内深い位置でのフリーキックのチャンスでしたが、見事に引っ繰り返されます。
その後、ハーフタイムを迎えるまでの9分間、シティの選手に動揺が見られました。攻撃の組み立てに際して焦りが出ていて、それまでのようなバランスのとれた効果的な戦いができないでいました。
ロッカールームに一度戻ってからは立て直しに成功。アンカーのロドリ含め、前方への意識を強めてチェルシー陣内に進出します。この日はプレースキックの精度がそれほど高くなかったケビン・デ・ブライネが、絶好の位置からのフリーキックを沈めて同点にも追い付きました。
直後、0トップの役割を担っていたベルナルド・シウバに代えてガブリエウ・ジェズスを、ロドリに代えてダビド・シルバを入れてギュンドアンをアンカーに置く、よりオフェンシブな形とします。
リスク承知で挑んだシティですが、ホームチームは冷静に対処します。隙あらばカウンターの精神で、少ないチャンスを生かしました。プリシッチのきわどいシュートはカイル・ウォーカーがギリギリのところでクリアしますが、ひたむきな守備が実ったのはここまででした。
左サイドでファウル覚悟のプレーをしたデ・ブライネがウィリアンの突破を許し、チェルシーが決定機を創出。最後はシュートに対してフェルナンジーニョが腕を出したため、PKを与えることとなりました。これをウィリアンがきっちり決めて勝負あり。フェルナンジーニョは退場処分を受けたため、シティは数的不利にもなりました。
引き分けでもリバプールのプレミアリーグ優勝が決まる中、残り時間はわずかに12分。アディショナルタイムは6分用意されたものの、選手交代の機会を使い果たしていてラヒーム・スターリングを右サイドバックで起用しなければならない難しさもあり、あきらめの色もにじみ出てきて勢いが失われます。
結局、ボールは支配しながら、枠内シュートはわずかに2本。勝ち点3の獲得はなりませんでした。
シティとしてはこの試合に勝って、まだリーグ優勝が決まっていない状態で次節リバプールとの燃えるような直接対決を迎えたかったはずですが、昨シーズンのヨーロッパリーグチャンピオンはたやすく倒せるチームではありませんでした。