残り時間7分での失点から立ち上がる力はありませんでした。残念ながらなでしこジャパンではかつてからパターン化している形でゴールを奪われたことによるショックは大きく、反撃できないままあっさりとタイムアップを迎えました。
エレン・ホワイトの得点につなげてしまった三宅史織のミスは、イングランドの狙い通りでした。前線の3人が日本のビルドアップのミスを予測。杉田妃和と両センターバックを追い詰めることでパスコースを限定させつつゴールへの道筋をつくります。日本はその罠にまんまと引っかかってしまいました。
前の試合のスペインと比較すると、パワーとフィジカルは脅威としてあったものの、プレッシャーの強度はやや落ちるイングランド。それだけに反省を生かして90分戦い抜かなければならなかったのですが、あと一歩足りませんでした。
無得点に終わった攻撃は、またしてもミドルレンジからのシュートが多くなりました。シュートで終わるのは悪くないとはいえ、怖さを与えられない時点で多用するのはあまり意味がありません。
それ以外では守備時は4-1-4-1で構えるイングランドに対して、サイドでボールを動かしてクロスを入れても高さのあるセンターバックにことごとくはね返され、中盤を飛ばして最終ラインの背後を狙ったパスもなかなか効果的な形になりませんでした。
後半途中から入った植木理子は、高倉麻子監督の指示があったのか、はたまたピッチサイドから見ていての自身の判断なのか、ペナルティボックスに入って攻撃を完結させる意識を持っていましたが、チーム全体には浸透しませんでした。
スタメンの大幅入れ替えは、疲労を考慮しての指揮官の決断にも見えましたし、守備陣を変えて、籾木結花、田中美南といった選手を最初から起用することで新たな化学反応を期待したようにも見えました。
ところが終わってみれば同じような結末。オリンピックのグループステージはよほどのことがなければ突破可能だとして、その先のメダルが見える戦いができているかといえば、まったく見えない状況です。
エレン・ホワイトの得点につなげてしまった三宅史織のミスは、イングランドの狙い通りでした。前線の3人が日本のビルドアップのミスを予測。杉田妃和と両センターバックを追い詰めることでパスコースを限定させつつゴールへの道筋をつくります。日本はその罠にまんまと引っかかってしまいました。
前の試合のスペインと比較すると、パワーとフィジカルは脅威としてあったものの、プレッシャーの強度はやや落ちるイングランド。それだけに反省を生かして90分戦い抜かなければならなかったのですが、あと一歩足りませんでした。
無得点に終わった攻撃は、またしてもミドルレンジからのシュートが多くなりました。シュートで終わるのは悪くないとはいえ、怖さを与えられない時点で多用するのはあまり意味がありません。
それ以外では守備時は4-1-4-1で構えるイングランドに対して、サイドでボールを動かしてクロスを入れても高さのあるセンターバックにことごとくはね返され、中盤を飛ばして最終ラインの背後を狙ったパスもなかなか効果的な形になりませんでした。
後半途中から入った植木理子は、高倉麻子監督の指示があったのか、はたまたピッチサイドから見ていての自身の判断なのか、ペナルティボックスに入って攻撃を完結させる意識を持っていましたが、チーム全体には浸透しませんでした。
スタメンの大幅入れ替えは、疲労を考慮しての指揮官の決断にも見えましたし、守備陣を変えて、籾木結花、田中美南といった選手を最初から起用することで新たな化学反応を期待したようにも見えました。
ところが終わってみれば同じような結末。オリンピックのグループステージはよほどのことがなければ突破可能だとして、その先のメダルが見える戦いができているかといえば、まったく見えない状況です。