ウナイ・エメリ監督は中盤をダイヤモンド型にした4-3-1-2を採用。強力な3トップを擁するリバプールの攻撃を8人で阻止して、二コラ・ペペ、ピエール・エメリク・オーバメヤンのスピードを生かしたカウンターに活路を見出そうとしました。

しかし、中盤から前の選手が中央に固まる形をとったことによって、リバプールが誇る両サイドバック、トレント・アレクサンダー・アーノルドとアンドリュー・ロバートソンが駆け上がるスペースをつくってしまいます。必然的に単調な攻撃にさせたとはいえ、左右からのクロスの集中砲火を浴びる格好となりました。

アシストの多い両選手のクロス対応はかろうじてできてはいましたが、アーセナルはゴール前の守備を重視すべく引き気味で対応せざるを得なくなります。

結果、我慢に我慢を重ねて流れの中からの失点を避けていたものの、前半の終わりにアレクサンダー・アーノルドのコーナーキックにジョエル・マティプが合わせたヘッドで、後半の立ち上がりにはモハメド・サラーのPKでリバプールに得点を許してしまいました。

アウェイとはいえ、このままやられたままではいかないアーセナルは、自陣で待ち構えるのではなく得点を取りに全体を前に上げていきました。こうなると今度はリバプールお得意のカウンターの餌食にされます。

3失点目はファビーニョの長いグラウンダーのパスを受けたサラーにダビド・ルイスが軽くアプローチしてあっさり振り切られ、そのままゴールまで持っていかれました。ダビド・ルイスはPKを与えたときにサラーのユニフォームを引っ張ったことですでにイエローカードを受けていたため、強くは当たれませんでした。

終盤、アレクサンドル・ラカゼットを入れて3トップにしたあと、ルーカス・トレイラが一矢報いたものの反撃はここまで。リバプールが今季のプレミアで唯一となる開幕3連勝を達成しました。