後半、3回のシュートチャンスに恵まれ、ハットトリックを達成するまであと一歩のところで終わってはしまいましたが、鹿島に新天地を求めた伊藤翔はFWとして順調に結果を残しています。
まず前半12分、鹿島陣内深い位置での札幌のフリーキックからカウンターを発動。レオ・シルバのスルーパスはルーカス・フェルナンデスがタックルで止めにきたものの、伊藤がボールを自分のものにして最後は鮮やかなループシュートでク・ソンユンの頭上を越しました。
その11分後、恐れを知らない勢いで猛然とオーバーラップする安西幸輝が、このときはルーカス・フェルナンデスの股間を抜いてサイドから中央にドリブルで進入。札幌守備陣を混乱させてラストパスを送り、伊藤がフィニッシュ。あっさりとリードを広げます。
札幌は立ち上がりこそ美しいパス回しで鹿島を翻弄したかに見えましたが、最後のところの迫力を欠いており、失点してからは鹿島のカウンターを恐れてか、攻撃での流麗さは失われていきました。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のサッカーの特徴で、ウイングバックが高い位置をとり、シャドーを含めた前線の選手とともに5レーンを埋めて相手最終ラインに対抗し、ボランチの1枚が最終ラインに下がって中盤中央の人数が少なくなるため、4-4-2のブロックを敷く鹿島のラインの間を突き切ることができません。特に永木亮太、レオ・シルバのいる中央は固く、ただでさえ人数をかけていないのですからここを崩すのは容易ではありません。
ようやく流れをつかんだのはハーフタイムの前で、内田篤人が上がって空いたスペースを使って左サイドに流れた深井一希のクロスを鈴木武蔵が落とし、アンデルソン・ロペスがヒールでループシュートを狙うもクロスバーを越えてしまいます。
この時間帯で1点を返せなかった札幌は、後半からボランチを最終ラインまで下げずに3バックをキープ。中盤に人数をそろえ、チャナティップ・ソングラシンなど前線の選手も多少下がるなどして鹿島攻略に努めますが肝心のシュートが枠をとらえられません。
一方、バランスを保った守備をしていた鹿島は虎視眈々とチャンスを狙っており、後半31分、前に進むと見せかけて一度ボールを下げ、永木が3バックのサイドのスペースにパス。レアンドロがドリブルを仕掛けたときには、鹿島の選手がさらに4人相手ゴール前に殺到。数的優位に立ったことでレアンドロは落ち着いてゴールを奪います。
3点リードで試合は完全に鹿島のものとなりましたが、クリーンシートは達成できず、後半40分に福森晃斗のコーナーキックを鈴木武蔵が折り返し、アンデルソン・ロペスに頭で決められました。
点差が再び2点に縮まったことでホームチームは美しさにこだわることなく攻め立てるも、それ以上得点を重ねることはできないまま、鹿島が札幌陣内でボールキープする時間を与えてしまうなどしてタイムアップを迎えました。
アジア王者の鹿島は開幕戦を落としてスタートダッシュこそならなかったものの、この日は安定した試合運びで前節に続いて勝利を挙げ、インターナショナルマッチウィークによる中断期間に突入します。
まず前半12分、鹿島陣内深い位置での札幌のフリーキックからカウンターを発動。レオ・シルバのスルーパスはルーカス・フェルナンデスがタックルで止めにきたものの、伊藤がボールを自分のものにして最後は鮮やかなループシュートでク・ソンユンの頭上を越しました。
その11分後、恐れを知らない勢いで猛然とオーバーラップする安西幸輝が、このときはルーカス・フェルナンデスの股間を抜いてサイドから中央にドリブルで進入。札幌守備陣を混乱させてラストパスを送り、伊藤がフィニッシュ。あっさりとリードを広げます。
札幌は立ち上がりこそ美しいパス回しで鹿島を翻弄したかに見えましたが、最後のところの迫力を欠いており、失点してからは鹿島のカウンターを恐れてか、攻撃での流麗さは失われていきました。
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督のサッカーの特徴で、ウイングバックが高い位置をとり、シャドーを含めた前線の選手とともに5レーンを埋めて相手最終ラインに対抗し、ボランチの1枚が最終ラインに下がって中盤中央の人数が少なくなるため、4-4-2のブロックを敷く鹿島のラインの間を突き切ることができません。特に永木亮太、レオ・シルバのいる中央は固く、ただでさえ人数をかけていないのですからここを崩すのは容易ではありません。
ようやく流れをつかんだのはハーフタイムの前で、内田篤人が上がって空いたスペースを使って左サイドに流れた深井一希のクロスを鈴木武蔵が落とし、アンデルソン・ロペスがヒールでループシュートを狙うもクロスバーを越えてしまいます。
この時間帯で1点を返せなかった札幌は、後半からボランチを最終ラインまで下げずに3バックをキープ。中盤に人数をそろえ、チャナティップ・ソングラシンなど前線の選手も多少下がるなどして鹿島攻略に努めますが肝心のシュートが枠をとらえられません。
一方、バランスを保った守備をしていた鹿島は虎視眈々とチャンスを狙っており、後半31分、前に進むと見せかけて一度ボールを下げ、永木が3バックのサイドのスペースにパス。レアンドロがドリブルを仕掛けたときには、鹿島の選手がさらに4人相手ゴール前に殺到。数的優位に立ったことでレアンドロは落ち着いてゴールを奪います。
3点リードで試合は完全に鹿島のものとなりましたが、クリーンシートは達成できず、後半40分に福森晃斗のコーナーキックを鈴木武蔵が折り返し、アンデルソン・ロペスに頭で決められました。
点差が再び2点に縮まったことでホームチームは美しさにこだわることなく攻め立てるも、それ以上得点を重ねることはできないまま、鹿島が札幌陣内でボールキープする時間を与えてしまうなどしてタイムアップを迎えました。
アジア王者の鹿島は開幕戦を落としてスタートダッシュこそならなかったものの、この日は安定した試合運びで前節に続いて勝利を挙げ、インターナショナルマッチウィークによる中断期間に突入します。