勝つには勝ちました。とりあえず次のステージ、ベスト16に生き残ることができました。しかし90分を通じた戦い方に関しては柔軟性を欠いていた一戦でした。
前半はトルクメニスタン戦の後半、さらに言えば昨年のワールドカップではまった後方からのサイドへの大きな散らしを武器にオマーンの背後を狙っていけました。加えてボールを左右に開くのみならず縦へのロングボールも使いながらチャンスをつくりました。
そこで南野拓実が決めきれていれば、試合はもっと楽なものになったでしょう。特に冨安健洋からの相手の裏を突いた鋭い弾道のパスを受けてのシュートはビッグチャンスでした。
日本は前半28分、原口元気のPKが決まり、リードを奪うことができました。接触シーンの判定は微妙なものでしたが、日本にとってはラッキーでした。
さらなる幸運は前半終了間際、ペナルティエリア内で長友佑都の腕にボールが当たったものの、PKのジャッジが下されなかったシーンが挙げられます。VARがグループステージから導入されていれば確実にハンドとされていたはずです。
ピンチを凌いで臨んだ後半は、ロングボールを供給する形ができなくなります。得点源にしていたパターンを封じられ、途端に攻撃が淡白になりました。かといって柴崎岳からの狙いを定めたスルーパスはトルクメニスタン戦同様に奏功しません。このあたりの状況に応じた工夫、変化の乏しさは優勝に向けて大きな課題と言えます。
結局、堂安律に代わって入った伊東純也のシュートと南野の粘り強いカウンターのドリブル以外は相手ゴールを脅かすことができませんでした。森保一監督は交代枠をまたしても使い切らないまま、追加点を奪えずに試合はタイムアップを迎えます。
この試合の収穫は、前の試合でちぐはぐだったセンターハーフのところに遠藤航が入ったことでバランスがとれ、攻守にわたって安定がもたらされたことぐらいです。遠藤はロシアでの長谷部誠のごとく最終ラインに入ってビルドアップに参加したり、守備でのつぶし、攻撃参加などさまざまな局面でチームに貢献しました。柴崎の守備に不安がある中で遠藤の働きは大きなものでした。
次のウズベキスタン戦は落とした場合、ラウンド・オブ・16で前回王者のオーストラリアと対戦する可能性があるだけに選手のやりくりを含めてどう戦っていくかが問われることとなります。
前半はトルクメニスタン戦の後半、さらに言えば昨年のワールドカップではまった後方からのサイドへの大きな散らしを武器にオマーンの背後を狙っていけました。加えてボールを左右に開くのみならず縦へのロングボールも使いながらチャンスをつくりました。
そこで南野拓実が決めきれていれば、試合はもっと楽なものになったでしょう。特に冨安健洋からの相手の裏を突いた鋭い弾道のパスを受けてのシュートはビッグチャンスでした。
日本は前半28分、原口元気のPKが決まり、リードを奪うことができました。接触シーンの判定は微妙なものでしたが、日本にとってはラッキーでした。
さらなる幸運は前半終了間際、ペナルティエリア内で長友佑都の腕にボールが当たったものの、PKのジャッジが下されなかったシーンが挙げられます。VARがグループステージから導入されていれば確実にハンドとされていたはずです。
ピンチを凌いで臨んだ後半は、ロングボールを供給する形ができなくなります。得点源にしていたパターンを封じられ、途端に攻撃が淡白になりました。かといって柴崎岳からの狙いを定めたスルーパスはトルクメニスタン戦同様に奏功しません。このあたりの状況に応じた工夫、変化の乏しさは優勝に向けて大きな課題と言えます。
結局、堂安律に代わって入った伊東純也のシュートと南野の粘り強いカウンターのドリブル以外は相手ゴールを脅かすことができませんでした。森保一監督は交代枠をまたしても使い切らないまま、追加点を奪えずに試合はタイムアップを迎えます。
この試合の収穫は、前の試合でちぐはぐだったセンターハーフのところに遠藤航が入ったことでバランスがとれ、攻守にわたって安定がもたらされたことぐらいです。遠藤はロシアでの長谷部誠のごとく最終ラインに入ってビルドアップに参加したり、守備でのつぶし、攻撃参加などさまざまな局面でチームに貢献しました。柴崎の守備に不安がある中で遠藤の働きは大きなものでした。
次のウズベキスタン戦は落とした場合、ラウンド・オブ・16で前回王者のオーストラリアと対戦する可能性があるだけに選手のやりくりを含めてどう戦っていくかが問われることとなります。