前節、首位サンフレッチェ広島戦は厳しい判定で与えてしまったフリーキックを柴崎晃誠に決められてしまったことと、ヨルディ・バイスを前線に上げたことが裏目に出たことが原因で敗れた長崎。今節は鹿島をホームに迎えました。
低めに構えた長崎は前半6分、バイスを起点にカウンターを発動。最後は鈴木武蔵がゴールを狙い、曽ヶ端準に阻まれます。2分後には磯村亮太がレオ・シルバからボールを奪い、再びカウンター。しかし澤田崇のドリブルはゴール手前で阻止されました。
ただ、こうした攻撃を仕掛けたことで鹿島の3ラインにばらつきが生まれ、付け入る隙が出てきました。
そのいい流れの中で前半14分、セットプレー崩れの中、最後方からの放り込みを高杉亮太が折り返しと思しき動きで足を合わせると、ボールはそのまま曽ヶ端の伸ばした手の上を越えてゴールに吸い込まれていきました。
リードした長崎は守備時に左右のウイングバックがきちんと帰陣しつつも、機を見て高い位置からのプレッシャーをかけて鹿島ゴール前で数的有利な状況をつくりますが、ボールを奪いきることができず、そこから鹿島に流れを持っていかれます。
前半22分、伊東幸敏のクロスが大きくなったものの、それを事前に察知したレオ・シルバがファーサイドで拾ってそのままフィニッシュ。弧を描いたボールがゴールラインを割りました。
同点にして落ち着きを取り戻した鹿島は、遠藤康が冷静なボールさばきでゲームをコントロールし、レオ・シルバが左右に大きくボールを散らして長崎の陣形を広げさせます。
まだ時間は十分に残されていましたが、長崎の選手は鹿島の変化に動揺してか、安易なミスが増えていきました。追加点もミスがきっかけでした。
前半39分、高杉のサイドチェンジのミスを拾われると、スペースを埋めるためサイドに下がった島田譲が伊東と遠藤の2人を見なければならない局面をつくられ、最後は遠藤に鮮やかなシュートを叩き込まれます。
3-4-2-1の形をとる以上、4-4-2の鹿島に対しては常にサイドで1対2になるリスクを抱えていますが、ミス絡みということでそのリスクが現実のものとなりました。
逆転を許した長崎は前線の選手が相手の2ライン間に立ってはいても、鹿島のDFが長崎の選手にぴったりとついて余裕を与えません。それゆえなかなかボールを前に供給することができませんでした。
後半に入ると前半は目立たなかった飯尾竜太朗と翁長聖のウイングバックが縦に仕掛ける場面が増えていきます。しかし中央で待っているファンマや鈴木武蔵にまでボールが渡らず、シュートにまでは至りません。
また前田悠佑が加わってディフェンスの激しさを前面に出すようにした結果、ファウルが増加。流れをつかめなくなると選手の距離感も悪くなり、守から攻への切り替えがうまくいかなくなったため、立ち上がりのようなカウンターは繰り出せなくなりました。
残り5分を切ったあたりからはバイスが前線にポジションを上げましたが、ファンマは後半16分に退いていてターゲットが限定されており、思うようにパワープレーで押し込めません。
最後は安定感を取り戻して中盤とDFのラインを狭めた鹿島にうまく支配されてタイムアップ。長崎は90分を通じて3本しかシュートを打てませんでした。同点に追い付くことも厳しい数字です。
この敗戦によって長崎は自動降格圏の17位に転落。最下位に沈んだガンバ大阪とは勝ち点で並んでしまいました。
低めに構えた長崎は前半6分、バイスを起点にカウンターを発動。最後は鈴木武蔵がゴールを狙い、曽ヶ端準に阻まれます。2分後には磯村亮太がレオ・シルバからボールを奪い、再びカウンター。しかし澤田崇のドリブルはゴール手前で阻止されました。
ただ、こうした攻撃を仕掛けたことで鹿島の3ラインにばらつきが生まれ、付け入る隙が出てきました。
そのいい流れの中で前半14分、セットプレー崩れの中、最後方からの放り込みを高杉亮太が折り返しと思しき動きで足を合わせると、ボールはそのまま曽ヶ端の伸ばした手の上を越えてゴールに吸い込まれていきました。
リードした長崎は守備時に左右のウイングバックがきちんと帰陣しつつも、機を見て高い位置からのプレッシャーをかけて鹿島ゴール前で数的有利な状況をつくりますが、ボールを奪いきることができず、そこから鹿島に流れを持っていかれます。
前半22分、伊東幸敏のクロスが大きくなったものの、それを事前に察知したレオ・シルバがファーサイドで拾ってそのままフィニッシュ。弧を描いたボールがゴールラインを割りました。
同点にして落ち着きを取り戻した鹿島は、遠藤康が冷静なボールさばきでゲームをコントロールし、レオ・シルバが左右に大きくボールを散らして長崎の陣形を広げさせます。
まだ時間は十分に残されていましたが、長崎の選手は鹿島の変化に動揺してか、安易なミスが増えていきました。追加点もミスがきっかけでした。
前半39分、高杉のサイドチェンジのミスを拾われると、スペースを埋めるためサイドに下がった島田譲が伊東と遠藤の2人を見なければならない局面をつくられ、最後は遠藤に鮮やかなシュートを叩き込まれます。
3-4-2-1の形をとる以上、4-4-2の鹿島に対しては常にサイドで1対2になるリスクを抱えていますが、ミス絡みということでそのリスクが現実のものとなりました。
逆転を許した長崎は前線の選手が相手の2ライン間に立ってはいても、鹿島のDFが長崎の選手にぴったりとついて余裕を与えません。それゆえなかなかボールを前に供給することができませんでした。
後半に入ると前半は目立たなかった飯尾竜太朗と翁長聖のウイングバックが縦に仕掛ける場面が増えていきます。しかし中央で待っているファンマや鈴木武蔵にまでボールが渡らず、シュートにまでは至りません。
また前田悠佑が加わってディフェンスの激しさを前面に出すようにした結果、ファウルが増加。流れをつかめなくなると選手の距離感も悪くなり、守から攻への切り替えがうまくいかなくなったため、立ち上がりのようなカウンターは繰り出せなくなりました。
残り5分を切ったあたりからはバイスが前線にポジションを上げましたが、ファンマは後半16分に退いていてターゲットが限定されており、思うようにパワープレーで押し込めません。
最後は安定感を取り戻して中盤とDFのラインを狭めた鹿島にうまく支配されてタイムアップ。長崎は90分を通じて3本しかシュートを打てませんでした。同点に追い付くことも厳しい数字です。
この敗戦によって長崎は自動降格圏の17位に転落。最下位に沈んだガンバ大阪とは勝ち点で並んでしまいました。