サイドハーフがハーフスペースから中央のレーンにまで入り込む形を増やして中盤に厚みをもたらし、1点ビハインドの前半20分に三浦成美、有吉佐織、そして左サイドハーフの長谷川唯が中央で絡んで田中美南がゴールを決めたシーンは見事でした。
また後半31分にペナルティエリア手前の角からここしかないというコースを狙った阪口萌乃のシュートもすばらしいフィニッシュでした。
しかし日本はライン間を狭める相手の攻略に苦しんでペナルティエリアの中に入る回数が少なくなり、高さとパワーで上回るアメリカにまたしても大量失点を喫して初戦を落としてしまいました。
前半18分にはセンターバックが2人でアレックス・モーガンを挟んでいたにもかかわらず、ミーガン・ラピノのグラウンダーのクロスに合わされて先制を許すと、前半26分にはアメリカの狙っていた形で勝ち越されてしまいます。
攻撃の際には左サイドバックのクリスタル・ダンがウイングばりに高い位置をとり、ダンのポジションをインサイドハーフのどちらかが下がって埋めていたアメリカ。そのダンが逆サイドにボールを放り込み、エミリー・ソネットが折り返すと最後はモーガンがゴールネットを揺さぶります。
日本はソネットがボールを持ったときにエリア内にいた全員が完全にそちらに気をとられてしまい、警戒しなければならないモーガンをフリーにしてしまいました。
その後は日本の選手の動きがやや落ちた前半42分にティアナ・デビッドソンのロングボールをモーガンが落とし、アンカーの位置から上がったジュリー・アーツにフリーで打たれるも山下杏也加が阻みます。
後半になっても引き続きアメリカの攻勢にあいました。後半5分に日本の悪癖である中盤でのパスミスからボールをつながれ、リンジー・ホランがシュートを放ち、山下がキャッチ。3分後にはコーナーキックのこぼれ球を狙われ、田中がゴールライン手前でかろうじて阻止しました。
ギリギリのところで凌いでいたなでしこジャパンでしたが、直後に投入されたトビン・ヒースが阪口を振り切りラストパスを入れ、一度はカットするもまたしてもモーガンに決められます。これでモーガンはハットトリックを達成しました。
さらに後半21分、ラピノとローズ・ラベルのワンツーを三宅史織がカットしたものの、ボールがラピノにわたってしまい4点目を奪われました。サイドを生かした攻撃によって失点を繰り返していましたが、今度は中央を破られてしまいました。
点差が開いた状況で日本は途中から入った川澄奈穂美、横山久美、増矢理花そして菅澤優衣香が奮闘。後半24分には増矢のヒールパスを受けた菅澤がシュートを打ち、1分後には菅澤が縦に出して川澄がクロスを上げ、ファーサイドで待ち構えていた横山がフリーでボレーシュートを打ちました。
ただいずれも得点には結び付かず、阪口のゴール以降、終盤はアメリカに簡単にいなされ、キープをされて逃げ切られてしまいました。アメリカに対する苦手意識を克服することは今回もできませんでした。
3試合を戦うリーグ形式の大会でこのままズルズルといかないためにも、同じく初戦を落としたブラジルとの一戦を確実にものにできるかどうかが問われます。
また後半31分にペナルティエリア手前の角からここしかないというコースを狙った阪口萌乃のシュートもすばらしいフィニッシュでした。
しかし日本はライン間を狭める相手の攻略に苦しんでペナルティエリアの中に入る回数が少なくなり、高さとパワーで上回るアメリカにまたしても大量失点を喫して初戦を落としてしまいました。
前半18分にはセンターバックが2人でアレックス・モーガンを挟んでいたにもかかわらず、ミーガン・ラピノのグラウンダーのクロスに合わされて先制を許すと、前半26分にはアメリカの狙っていた形で勝ち越されてしまいます。
攻撃の際には左サイドバックのクリスタル・ダンがウイングばりに高い位置をとり、ダンのポジションをインサイドハーフのどちらかが下がって埋めていたアメリカ。そのダンが逆サイドにボールを放り込み、エミリー・ソネットが折り返すと最後はモーガンがゴールネットを揺さぶります。
日本はソネットがボールを持ったときにエリア内にいた全員が完全にそちらに気をとられてしまい、警戒しなければならないモーガンをフリーにしてしまいました。
その後は日本の選手の動きがやや落ちた前半42分にティアナ・デビッドソンのロングボールをモーガンが落とし、アンカーの位置から上がったジュリー・アーツにフリーで打たれるも山下杏也加が阻みます。
後半になっても引き続きアメリカの攻勢にあいました。後半5分に日本の悪癖である中盤でのパスミスからボールをつながれ、リンジー・ホランがシュートを放ち、山下がキャッチ。3分後にはコーナーキックのこぼれ球を狙われ、田中がゴールライン手前でかろうじて阻止しました。
ギリギリのところで凌いでいたなでしこジャパンでしたが、直後に投入されたトビン・ヒースが阪口を振り切りラストパスを入れ、一度はカットするもまたしてもモーガンに決められます。これでモーガンはハットトリックを達成しました。
さらに後半21分、ラピノとローズ・ラベルのワンツーを三宅史織がカットしたものの、ボールがラピノにわたってしまい4点目を奪われました。サイドを生かした攻撃によって失点を繰り返していましたが、今度は中央を破られてしまいました。
点差が開いた状況で日本は途中から入った川澄奈穂美、横山久美、増矢理花そして菅澤優衣香が奮闘。後半24分には増矢のヒールパスを受けた菅澤がシュートを打ち、1分後には菅澤が縦に出して川澄がクロスを上げ、ファーサイドで待ち構えていた横山がフリーでボレーシュートを打ちました。
ただいずれも得点には結び付かず、阪口のゴール以降、終盤はアメリカに簡単にいなされ、キープをされて逃げ切られてしまいました。アメリカに対する苦手意識を克服することは今回もできませんでした。
3試合を戦うリーグ形式の大会でこのままズルズルといかないためにも、同じく初戦を落としたブラジルとの一戦を確実にものにできるかどうかが問われます。