決勝トーナメントに入ってからデンマーク戦、そしてホスト国のロシアとの準々決勝がいずれもPK戦にまでもつれ込んだクロアチアは、この試合も延長に突入。それでも最後まで勝ち切るために戦い抜きました。
ロシア戦とは違い、デンマーク戦のようにマルセロ・ブロゾビッチをアンカーにして、ルカ・モドリッチとイバン・ラキティッチをインサイドハーフに置いたクロアチアでしたが、前半5分にキーラン・トリッピアーのフリーキックで先制を許します。
イングランドはその後、手堅く守りながらスピード豊かなラヒーム・スターリングを走らせることで追加点を狙ってきました。ただスターリングが決定機を迎える場面はなく、シュートも1本しか打てていません。
追いかけるクロアチアは前半31分に中途半端なクリアに反応したアンテ・レビッチがシュートを打つも、ジョーダン・ピックフォードの正面でした。前半の決定機はこれくらいしかなく、前半18分にラキティッチのサイドチェンジがタッチラインを割ったり、前半22分にイバン・ストリニッチが自陣でのパスミスでピンチを迎えたりと疲労が表れているようなプレーぶりを見せてしまいます。
後半がスタートした段階でも状況はあまり変わらず、単純なパスミスが目立ちました。選手間の距離も悪く、イングランドの中盤とDFの間に選手がいない時間が多くありました。
一方、イングランドの選手達は1点リードしているのもあってかよく動けていました。後半11分にはピックフォードの精度の高いロングキックをハリー・ケインがすらしてスターリングが落とし、ジェシー・リンガードがシュートを打つシーンがありました。
このままイングランドが逃げ切るかに思われましたが、後半23分、ラキティッチが逆サイドに展開するとシメ・ブルサリコが早めにクロスを入れ、イバン・ペリシッチがカイル・ウォーカーのほんの少しだけ前に足を出してボールに触り同点に追い付きます。
同点になったことでクロアチアは完全に復調。後半27分にはペリシッチのシュートがポストを叩き、レビッチも続いてゴールを狙いました。
また勝ち越したいため再び上がってくるイングランドに対してはブロックを敷いて冷静に対処。ズラトコ・ダリッチ監督が交代カードを切らないまま、逆転のチャンスをうかがいながら11人で90分を乗り切ります。最初の交代は延長前半5分、ストリニッチがプレー続行困難となったためにヨシプ・ピバリッチを入れました。
イングランドは前線にいるべきケインが下がってボールの配給役を担う中で、クロアチアは延長前半17分に決定機をつくります。ペリシッチがDFとGKの間に低いクロスを入れ、マリオ・マンジュキッチが合わせるも距離を縮めたピックフォードが防ぎました。
この低いボールが伏線となったのか、延長後半4分、ウォーカーのクリアが中途半端になったのを逃さなかったペリシッチがバックヘッドでゴール前に送り、マンジュキッチがすばやく走り込んでゴールを決めます。イングランドの守備陣は一瞬足が止まってしまい、マンジュキッチの動きをとらえきれませんでした。
ダリッチ監督はその後、殊勲のマンジュキッチ、そしてここまで働きづめだったモドリッチを下げます。最後は代わったミラン・バデリのハンドでフリーキックを与えてしまいましたが、マーカス・ラッシュフォードのキックを弾き返してタイムアップを迎えました。
初出場した1998年以来の、いやそれをも上回る快進撃を続けるクロアチアは、初めてのワールドカップ優勝をかけてフランスと戦うことになりました。
ロシア戦とは違い、デンマーク戦のようにマルセロ・ブロゾビッチをアンカーにして、ルカ・モドリッチとイバン・ラキティッチをインサイドハーフに置いたクロアチアでしたが、前半5分にキーラン・トリッピアーのフリーキックで先制を許します。
イングランドはその後、手堅く守りながらスピード豊かなラヒーム・スターリングを走らせることで追加点を狙ってきました。ただスターリングが決定機を迎える場面はなく、シュートも1本しか打てていません。
追いかけるクロアチアは前半31分に中途半端なクリアに反応したアンテ・レビッチがシュートを打つも、ジョーダン・ピックフォードの正面でした。前半の決定機はこれくらいしかなく、前半18分にラキティッチのサイドチェンジがタッチラインを割ったり、前半22分にイバン・ストリニッチが自陣でのパスミスでピンチを迎えたりと疲労が表れているようなプレーぶりを見せてしまいます。
後半がスタートした段階でも状況はあまり変わらず、単純なパスミスが目立ちました。選手間の距離も悪く、イングランドの中盤とDFの間に選手がいない時間が多くありました。
一方、イングランドの選手達は1点リードしているのもあってかよく動けていました。後半11分にはピックフォードの精度の高いロングキックをハリー・ケインがすらしてスターリングが落とし、ジェシー・リンガードがシュートを打つシーンがありました。
このままイングランドが逃げ切るかに思われましたが、後半23分、ラキティッチが逆サイドに展開するとシメ・ブルサリコが早めにクロスを入れ、イバン・ペリシッチがカイル・ウォーカーのほんの少しだけ前に足を出してボールに触り同点に追い付きます。
同点になったことでクロアチアは完全に復調。後半27分にはペリシッチのシュートがポストを叩き、レビッチも続いてゴールを狙いました。
また勝ち越したいため再び上がってくるイングランドに対してはブロックを敷いて冷静に対処。ズラトコ・ダリッチ監督が交代カードを切らないまま、逆転のチャンスをうかがいながら11人で90分を乗り切ります。最初の交代は延長前半5分、ストリニッチがプレー続行困難となったためにヨシプ・ピバリッチを入れました。
イングランドは前線にいるべきケインが下がってボールの配給役を担う中で、クロアチアは延長前半17分に決定機をつくります。ペリシッチがDFとGKの間に低いクロスを入れ、マリオ・マンジュキッチが合わせるも距離を縮めたピックフォードが防ぎました。
この低いボールが伏線となったのか、延長後半4分、ウォーカーのクリアが中途半端になったのを逃さなかったペリシッチがバックヘッドでゴール前に送り、マンジュキッチがすばやく走り込んでゴールを決めます。イングランドの守備陣は一瞬足が止まってしまい、マンジュキッチの動きをとらえきれませんでした。
ダリッチ監督はその後、殊勲のマンジュキッチ、そしてここまで働きづめだったモドリッチを下げます。最後は代わったミラン・バデリのハンドでフリーキックを与えてしまいましたが、マーカス・ラッシュフォードのキックを弾き返してタイムアップを迎えました。
初出場した1998年以来の、いやそれをも上回る快進撃を続けるクロアチアは、初めてのワールドカップ優勝をかけてフランスと戦うことになりました。