前半、室屋成のハーフスペースからのミドルシュートしか許さなかった浦和が、ハーフアタイム明けにほんのわずかな隙を突かれました。
後半3分、マウリシオが前田遼一をつぶしに中盤まで出ていったために生まれたスペースを、高萩洋次郎が見逃さなかったのです。ルーズボールに反応し、すかさずその空間めがけてスルーパスを繰り出しました。
浦和は槙野智章がカバーに向かい、遠藤航、宇賀神友弥の両サイドバックも絞って止めに走りますが、一歩及ばず。パスに反応していた東慶悟に先制点を決められました。
これで長きにわたって苦しめられてきた浦和相手に東京が勝利を収められるかに思われました。この日の東京は、攻め込まれるとペナルティエリア内に人数をかけて最終局面で相手に前を向かせない守備を徹底。中央を固めて乗り切っていました。
しかし、歴史は簡単には変わりません。東のゴールからわずか2分後、柏木陽介のコーナーキックを槙野が体を投げ出しながら合わせて試合を振り出しに戻しました。
そこからは浦和の攻撃に勢いが出てきました。後半8分には宇賀神が中央からミドルシュートを放ち、後半16分にはクエンテン・マルティノスが入れたボールを武藤雄樹が折り返し、興梠慎三がシュートを打ちます。いずれも林彰洋に阻まれ、逆転には至りません。
さらに直後のコーナーキックでは、再び柏木のボールに槙野がフリーで合わせるも枠をとらえられませんでした。
こうしていい流れをつかんでいた浦和でしたが、長澤和輝を下げて武富孝介を入れた後半19分以降は失速します。シュートを打つことがなくなり、遠藤、武藤、マルティノスによるサイドからの攻撃に固執。終盤は東京に疲れもあってか、バイタルエリアの中央にスペースができていましたが、そこを生かす攻撃はしばらくの間ほとんどできず、ようやく生かそうとしてもボールがつながりませんでした。
対する東京の長谷川健太監督は、前線で強さを見せたディエゴ・オリヴェイラと高さを誇った前田を下げ、永井謙佑、久保建英を投入。浦和をかき回すべく攻撃の活性化を図りました。
ただしこちらも決定機をつくることはできず、後半46分の久保のシュートも西川周作の正面でした。
そして3分のアディショナルタイムが終わり、両者は勝ち点1を分け合いました。やはり浦和は東京には負けませんでした。もちろんどちらとも勝ち切れなかったとも言えますが、巻き返しを誓う両チームにとっては決して悪くない開幕戦でした。
後半3分、マウリシオが前田遼一をつぶしに中盤まで出ていったために生まれたスペースを、高萩洋次郎が見逃さなかったのです。ルーズボールに反応し、すかさずその空間めがけてスルーパスを繰り出しました。
浦和は槙野智章がカバーに向かい、遠藤航、宇賀神友弥の両サイドバックも絞って止めに走りますが、一歩及ばず。パスに反応していた東慶悟に先制点を決められました。
これで長きにわたって苦しめられてきた浦和相手に東京が勝利を収められるかに思われました。この日の東京は、攻め込まれるとペナルティエリア内に人数をかけて最終局面で相手に前を向かせない守備を徹底。中央を固めて乗り切っていました。
しかし、歴史は簡単には変わりません。東のゴールからわずか2分後、柏木陽介のコーナーキックを槙野が体を投げ出しながら合わせて試合を振り出しに戻しました。
そこからは浦和の攻撃に勢いが出てきました。後半8分には宇賀神が中央からミドルシュートを放ち、後半16分にはクエンテン・マルティノスが入れたボールを武藤雄樹が折り返し、興梠慎三がシュートを打ちます。いずれも林彰洋に阻まれ、逆転には至りません。
さらに直後のコーナーキックでは、再び柏木のボールに槙野がフリーで合わせるも枠をとらえられませんでした。
こうしていい流れをつかんでいた浦和でしたが、長澤和輝を下げて武富孝介を入れた後半19分以降は失速します。シュートを打つことがなくなり、遠藤、武藤、マルティノスによるサイドからの攻撃に固執。終盤は東京に疲れもあってか、バイタルエリアの中央にスペースができていましたが、そこを生かす攻撃はしばらくの間ほとんどできず、ようやく生かそうとしてもボールがつながりませんでした。
対する東京の長谷川健太監督は、前線で強さを見せたディエゴ・オリヴェイラと高さを誇った前田を下げ、永井謙佑、久保建英を投入。浦和をかき回すべく攻撃の活性化を図りました。
ただしこちらも決定機をつくることはできず、後半46分の久保のシュートも西川周作の正面でした。
そして3分のアディショナルタイムが終わり、両者は勝ち点1を分け合いました。やはり浦和は東京には負けませんでした。もちろんどちらとも勝ち切れなかったとも言えますが、巻き返しを誓う両チームにとっては決して悪くない開幕戦でした。