試合を通じて三浦弦太と昌子源の間でどれだけの意味のないパスが行き来したでしょうか。そして得点が必要とされる状況で、どれだけ相手にボールをプレゼントしてしまったでしょうか。優勝をかけた日韓戦はもはやため息すら出ないような惨敗でした。
前半3分、小林悠がPKを決めたことで、勝ち点で上回る日本は優位に立ったはずでした。これでもし仮に1失点したとしても大会を制することはできたのです。にもかかわらず、韓国に押し切られて不用意な失点を重ねてしまいます。
まず前半13分、警戒していたはずの長身FWキム・シヌクにヘディングシュートを決められます。アシストとなるクロスを上げたキム・ジンスは、得点した選手かのように両膝をついて激しいガッツポーズをしていました。まだ同点という中でのこの喜び方からして、試合にかける強い思いを見た気がしました。
さらにその10分後、今度は元ヴィッセル神戸のチョン・ウヨンに美しいフリーキックを決められ、あっという間に逆転を許しました。これは車屋紳太郎がボールコントロールを誤り、取り返すべく危険なタックルをしたために与えたセットプレーからの失点でした。
それだけでは終わらず、前半35分にもキム・シヌクをフリーにして失点を喫して前半を終えます。ただ、2点差ということを考えれば、まだまだあきらめる状況ではありませんでした。
しかし攻撃はちぐはぐでボールをなかなか前に運ぶことができず、そんな中で倉田秋が前半にくらべて下がってボールを受けに行く動きは見せましたが、そこから先がつながりません。
一方、守備時のプレッシャーも単発のものが多くて連動性が見られず、チームとしてどうボールを回収するのかが不明瞭でした。
実質、小林のオウンゴールとも言えるヨム・ギフンのフリーキックが決まると、スタンドを埋めていた観客が日本の不甲斐なさと寒さにしびれをきらしてか、続々と席を立ち始めました。その流れは止まりません。中には周囲に人がいなくなった席とはいえ、試合そっちのけでピッチを背にして記念撮影に興じる者もいました。
もはやこの日の日本に見るべきものは何もない。そう思われた状況で、意地を見せようとしたのが川又堅碁でした。阿部浩之のクロスに頭で合わせて、流れの中で初めての決定機をつくり、北朝鮮戦の決勝点の時のように左サイドからクロスを入れるなど、ゴールへの貪欲な姿勢を見せていました。
それでも3点のビハインドを埋めることはかなわず、韓国に叩きのめされて逆転優勝を許してしまいました。結果、MVPを含めた個人賞とチームに与えられる賞は韓国が総なめ。表彰式は宿敵の歓喜を見届けるだけになってしまいました。
今大会は国内組の最終テストの場でしたが、韓国戦の結果を受けてアピールに成功したと言える選手は川又と、この日は4失点しながらも幾度か好セーブを見せた中村航輔くらいしかいませんでした。期待の伊東純也はPK獲得に貢献して以降、1対1の球際の勝負でほとんど負けてしまい、突破からの好機はあまりつくれませんでした。
とはいえ、この結果だけを受けてヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任しようというのは、ワールドカップまでの時間を考えても、また今回のメンバーがベストではないことを考えても愚策でしょう。ただ、永遠のライバルに大敗しただけに解任論がますます沸騰することは避けられそうにありません。それだけが心配です。
前半3分、小林悠がPKを決めたことで、勝ち点で上回る日本は優位に立ったはずでした。これでもし仮に1失点したとしても大会を制することはできたのです。にもかかわらず、韓国に押し切られて不用意な失点を重ねてしまいます。
まず前半13分、警戒していたはずの長身FWキム・シヌクにヘディングシュートを決められます。アシストとなるクロスを上げたキム・ジンスは、得点した選手かのように両膝をついて激しいガッツポーズをしていました。まだ同点という中でのこの喜び方からして、試合にかける強い思いを見た気がしました。
さらにその10分後、今度は元ヴィッセル神戸のチョン・ウヨンに美しいフリーキックを決められ、あっという間に逆転を許しました。これは車屋紳太郎がボールコントロールを誤り、取り返すべく危険なタックルをしたために与えたセットプレーからの失点でした。
それだけでは終わらず、前半35分にもキム・シヌクをフリーにして失点を喫して前半を終えます。ただ、2点差ということを考えれば、まだまだあきらめる状況ではありませんでした。
しかし攻撃はちぐはぐでボールをなかなか前に運ぶことができず、そんな中で倉田秋が前半にくらべて下がってボールを受けに行く動きは見せましたが、そこから先がつながりません。
一方、守備時のプレッシャーも単発のものが多くて連動性が見られず、チームとしてどうボールを回収するのかが不明瞭でした。
実質、小林のオウンゴールとも言えるヨム・ギフンのフリーキックが決まると、スタンドを埋めていた観客が日本の不甲斐なさと寒さにしびれをきらしてか、続々と席を立ち始めました。その流れは止まりません。中には周囲に人がいなくなった席とはいえ、試合そっちのけでピッチを背にして記念撮影に興じる者もいました。
もはやこの日の日本に見るべきものは何もない。そう思われた状況で、意地を見せようとしたのが川又堅碁でした。阿部浩之のクロスに頭で合わせて、流れの中で初めての決定機をつくり、北朝鮮戦の決勝点の時のように左サイドからクロスを入れるなど、ゴールへの貪欲な姿勢を見せていました。
それでも3点のビハインドを埋めることはかなわず、韓国に叩きのめされて逆転優勝を許してしまいました。結果、MVPを含めた個人賞とチームに与えられる賞は韓国が総なめ。表彰式は宿敵の歓喜を見届けるだけになってしまいました。
今大会は国内組の最終テストの場でしたが、韓国戦の結果を受けてアピールに成功したと言える選手は川又と、この日は4失点しながらも幾度か好セーブを見せた中村航輔くらいしかいませんでした。期待の伊東純也はPK獲得に貢献して以降、1対1の球際の勝負でほとんど負けてしまい、突破からの好機はあまりつくれませんでした。
とはいえ、この結果だけを受けてヴァイッド・ハリルホジッチ監督を解任しようというのは、ワールドカップまでの時間を考えても、また今回のメンバーがベストではないことを考えても愚策でしょう。ただ、永遠のライバルに大敗しただけに解任論がますます沸騰することは避けられそうにありません。それだけが心配です。
