ロースコアだったとはいえ、惜敗という表現はどうもしっくりこないので疑問符をつけたくなりますが、とにもかくにももったいない試合になりました。
この日のベルギーが4日前の立ち上がりのブラジルのような激しいプレッシャーをかけてこなかったおかげで、日本は落ち着いてかつ積極的に縦方向にパスを出すことができました。少なくともボールの出しどころに戸惑う場面はほとんどありませんでした。
守備面では井手口陽介がケビン・デ・ブライネを、長澤和輝がアクセル・ビツェルを注意深く見て、効果的な攻撃を封じようとしていました。アンカーの位置に入った山口蛍も幅広いエリアをカバーして奮闘します。
こうして意図することがそれなりにできていたにもかかわらず、日本は最後のところで攻撃の精度を欠いてしまい、大迫勇也や吉田麻也がシュートを放ってもなかなか枠をとらえられません。
逆にブロックを敷くベルギーは日本が少しでも甘いボールを入れるとかっさらい、すぐさまスピードを上げて攻め込んできました。それでも最後のところで川島永嗣を中心に体を張って守ります。
後半に入っても0対0のまま時間が経過していた中、大事なところで甘さが出て失点します。後半27分、ナセル・シャドリに対する森岡亮太と久保裕也の寄せがいまひとつだったためにクロスを上げられ、警戒していたロメル・ルカクにゴールを許してしまったのです。
途中から入った2人のベルギー組はこれ以外の場面でも守備でのハードワークがいまひとつでした。たしかに、特に森岡は攻撃の活性化を求められるタイプの選手ではありますが、現在の日本の、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のサッカーに欠かせない要素を十分に体現できていませんでした。
そんな状況ながら失点してからようやく最後の局面でのエンジンがかかってきたと言うべきか、後半32分に杉本健勇が、1分後には乾貴士がゴールを狙うも、シモン・ミニョレの好セーブに阻まれました。
親善試合なので過度に一喜一憂しても仕方がないとはいえ、ペースを握って得点を奪える可能性のある試合で無得点に終わってしまったのは残念です。ハリルホジッチ監督の選手交代がパターン化しているのも少々気になります。次にフルメンバーを招集できる来年3月の試合で、ワールドカップに向けてもう少し勝負強さ、粘り強さを見せられればいいのですが、果たして改善されるでしょうか。
この日のベルギーが4日前の立ち上がりのブラジルのような激しいプレッシャーをかけてこなかったおかげで、日本は落ち着いてかつ積極的に縦方向にパスを出すことができました。少なくともボールの出しどころに戸惑う場面はほとんどありませんでした。
守備面では井手口陽介がケビン・デ・ブライネを、長澤和輝がアクセル・ビツェルを注意深く見て、効果的な攻撃を封じようとしていました。アンカーの位置に入った山口蛍も幅広いエリアをカバーして奮闘します。
こうして意図することがそれなりにできていたにもかかわらず、日本は最後のところで攻撃の精度を欠いてしまい、大迫勇也や吉田麻也がシュートを放ってもなかなか枠をとらえられません。
逆にブロックを敷くベルギーは日本が少しでも甘いボールを入れるとかっさらい、すぐさまスピードを上げて攻め込んできました。それでも最後のところで川島永嗣を中心に体を張って守ります。
後半に入っても0対0のまま時間が経過していた中、大事なところで甘さが出て失点します。後半27分、ナセル・シャドリに対する森岡亮太と久保裕也の寄せがいまひとつだったためにクロスを上げられ、警戒していたロメル・ルカクにゴールを許してしまったのです。
途中から入った2人のベルギー組はこれ以外の場面でも守備でのハードワークがいまひとつでした。たしかに、特に森岡は攻撃の活性化を求められるタイプの選手ではありますが、現在の日本の、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督のサッカーに欠かせない要素を十分に体現できていませんでした。
そんな状況ながら失点してからようやく最後の局面でのエンジンがかかってきたと言うべきか、後半32分に杉本健勇が、1分後には乾貴士がゴールを狙うも、シモン・ミニョレの好セーブに阻まれました。
親善試合なので過度に一喜一憂しても仕方がないとはいえ、ペースを握って得点を奪える可能性のある試合で無得点に終わってしまったのは残念です。ハリルホジッチ監督の選手交代がパターン化しているのも少々気になります。次にフルメンバーを招集できる来年3月の試合で、ワールドカップに向けてもう少し勝負強さ、粘り強さを見せられればいいのですが、果たして改善されるでしょうか。