リーグ屈指の守備力を誇る横浜に対し、川崎は慌てずに丁寧にボールを回して、固い中央を避けてサイドを使って隙を伺いつつ、最終的には守備で圧倒して完封勝利を収め、2位に浮上しました。

前半22分にも阿部浩之のシュートにつながる形がありましたが、2点目と3点目は高い位置からのディフェンスが見事にはまりました。まず1点リードしていた後半12分には松原健がボールの処理を中途半端にしてしまったところを拾い、最後は小林悠が豪快に決めてリードを広げます。

続く3点目は、序盤から積極的にプレスをかけていた中村憲剛が扇原貴宏からボールを強奪。すかさずミロシュ・デゲネクが寄せてきましたが、そのおかげでフリーになった家長昭博に中村が判断よくパスを出すと、家長は右足できっちり仕留めました。

自陣での守備においては先制点を奪った大島僚太が大きく貢献します。横浜が再三カウンターを仕掛けるも、大島が立ちはだかり、後半8分には齋藤学を、後半20分にはウーゴ・ヴィエイラを止めてみせました。

後半39分にエドゥアルドをセンターバックの間に入れて3バックにしてからは、ディフェンス陣が横浜のクロスをことごとく弾き返し、シュートを打たせません。こうして3点のリードを最後までしっかり守り抜き、不用意な失点をすることなく試合をクローズさせます。

結局、横浜に与えた決定機は前半38分の一度だけで、この時はマルティノスのクロスにウーゴ・ヴィエイラが飛び込みましたがチョン・ソンリョンの正面でした。

一方、川崎のベンチワークに関しては、十分にリードが広がったことで大島、中村、小林の順にベンチに引き上げさせることができ、水曜日に待ち受けるAFCチャンピオンズリーグ準々決勝、浦和レッズとの決戦に備える形になりました。