なかなか波に乗り切れないガンバはほとんどの時間で柏にペースを握られてしまい、ゴールを奪うことなく敗れてしまいました。決定機は前半7分のアデミウソン、ファン・ウィジョ、倉田秋とつながり、シュートを放った1回のみでした。これは中村航輔に阻まれてしまいます。

柏は序盤、ロングボール主体のサッカーで中盤を省略してガンバの守備陣を押し下げると、前半10分ごろからボールを少しずつ繋ぎだし、ハモン・ロペス、小池龍太によるサイドからのクロスに活路を見出そうとしました。

ただ、ウイングバックも絞って対応したガンバにクロスをことごとく跳ね返され、うまくいきません。それでも慌てず、無理はせず、落ち着いてブロックをつくって構えて45分を凌ぎました。

そんな中、ガンバが主導権を唯一握れたのが前半40分過ぎでした。連続して高い位置でボールを奪い、勢いを持って攻めることができました。しかし、守備を固めた柏の前にフィニッシュまでもっていくことができないまま、いい流れをふいにしてしまいました。

後半に入ると今度は柏がギアを上げてきました。特に伊東純也とクリスティアーノの動きが活発になります。後半19分には伊東がドリブルで三浦弦太を振り切ってマイナスのクロスを入れ、クリスティアーノが合わせる場面がありました。

その後も何度かチャンスをつくるも、最後の精度が低く、得点の可能性が高まらなかった中で後半23分に柏が均衡を破ります。ロングパスをほぼフリーの状態で受けた伊東がそのまま持ち込みフィニッシュを決めたのです。対峙していた藤春廣輝は戻りながらのディフェンスとなり、伊東との距離を縮めることができず、シュートを許してしまいました。

優勝争いをするためには是が非でも逆転して勝ち点3を取りたい長谷川健太監督は、長沢駿、初瀬亮、泉澤仁を送り込みますが、いずれもボールを触る機会はあったものの、なかなか決定的な仕事ができませんでした。また、初瀬投入時にシステムも3バックから4バックに変えましたが、それも奏功しません。

これでガンバはホームで2試合続けての完封負けを喫しました。頼みの井手口陽介もこの日は精彩を欠いており、上位に浮上するための光明が見えない状況は続いたままです。