自信、勝ち方、覇気、意欲……。浦和の選手達は勝利に必要なものを喪失してしまったかのようでした。まるで何か呪いにかかってしまったかのような、はたまた病に侵されてしまったかのような。それくらいらしくない戦いぶりでした。セレッソに鋭いカウンターがあれば、もっと失点していたかもしれません。

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督の采配も微妙でした。2ゴールのきっかけをつくっていた森脇良太を前半だけで下げ、サイドで孤軍奮闘していた関根貴大も後半38分に変えてしまいました。

もちろんそれなりの理由はあったでしょう。森脇は4失点目を食らった際に水沼宏太のクロスへの対応を誤っていましたし、関根は仕掛けの意識こそ高かったものの、武藤雄樹のように動き回る選手がピッチにいなかったせいもあってか、効果的なボールはなかなか入れられていませんでした。

それでも攻撃面を考えると、2点のビハインドを追いかけるためにはどちらも欠かせないピースでした。森脇のポジションを任された遠藤航は、森脇同様に前線に顔を出してクロスを入れましたが、森脇のそれには及びません。

後半の早い段階で山村和也を後方に下げて守備を固めたセレッソを攻略できないでいた浦和は、後半アディショナルタイムに入ると、ただボールを蹴っているだけといった風な、意志の感じられないボール回しが目立ち始めました。柏木陽介と興梠慎三、駒井善成とズラタン・リュビヤンキッチでどうにかシュートまでもっていったシーンもありましたが、得点には至りません。

憎らしいほどたくましい。そんな浦和の姿を再び見られるまでには、もう少し時間がかかるのかもしれません。