ともに縦への意識の強い両チームの対戦とあって、中央を切り裂きあう激しい攻防を期待するも、序盤にアレクシス・サンチェスとクリスティアーノ・ロナウドが絶妙なラストパスを供給してチャンスメイクをして以降は、スコアの動かない固い試合になっていきました。
負ければモチベーションの維持が難しい3位決定戦に回るノックアウトラウンドなので、失点したくないという思いが強く、まずは中央の守備から固めていこうという意識が働いたのと、昔ほどではないにせよタイトなスケジュールで戦う大会の4試合目とあって、疲労を隠せなかったことが、動きの少ない試合になった要因かと思われます。
結果、サイドからの放り込みの多いクロス合戦になりますが、相手が人数をかけている中を単純にゴール前に入れるだけではあまり効果的なものにはなりません。変化をつけると効果は抜群で、前半28分のチャルレス・アランギスの頭に合ったマウリシオ・イスラのクロスは、アルトゥーロ・ビダルのクイックリスタートによるものでした。
120分を通じてチャンスの数ではチリが上回り、延長後半14分にはビダルのシュートがポストを叩き、こぼれ球に反応して足を当てたマルティン・ロドリゲスのシュートはバーに当たります。これも右サイドからのクロスで揺さぶりをかけ、ファーサイドで受けたフランシスコ・シルバが落として生まれた決定機でした。
その勢いのままPK戦に突入すると、今度はクラウディオ・ブラボがリカルド・クアレスマ、ジョアン・モウティーニョ、そしてナニのシュートをすべて止めます。特に最後のナニのPKでは完璧に読み切ったセーブを見せました。
こうしてゴールを守り切った南米王者が、見事、プレワールドカップの決勝進出を果たしました。
負ければモチベーションの維持が難しい3位決定戦に回るノックアウトラウンドなので、失点したくないという思いが強く、まずは中央の守備から固めていこうという意識が働いたのと、昔ほどではないにせよタイトなスケジュールで戦う大会の4試合目とあって、疲労を隠せなかったことが、動きの少ない試合になった要因かと思われます。
結果、サイドからの放り込みの多いクロス合戦になりますが、相手が人数をかけている中を単純にゴール前に入れるだけではあまり効果的なものにはなりません。変化をつけると効果は抜群で、前半28分のチャルレス・アランギスの頭に合ったマウリシオ・イスラのクロスは、アルトゥーロ・ビダルのクイックリスタートによるものでした。
120分を通じてチャンスの数ではチリが上回り、延長後半14分にはビダルのシュートがポストを叩き、こぼれ球に反応して足を当てたマルティン・ロドリゲスのシュートはバーに当たります。これも右サイドからのクロスで揺さぶりをかけ、ファーサイドで受けたフランシスコ・シルバが落として生まれた決定機でした。
その勢いのままPK戦に突入すると、今度はクラウディオ・ブラボがリカルド・クアレスマ、ジョアン・モウティーニョ、そしてナニのシュートをすべて止めます。特に最後のナニのPKでは完璧に読み切ったセーブを見せました。
こうしてゴールを守り切った南米王者が、見事、プレワールドカップの決勝進出を果たしました。