多少は選手をやりくりしてきたとはいえ、イタリア戦は終盤楽になったとはいえ、中2日で戦い続けて4試合目とあって、後半30分を迎えるあたりから日本の選手の運動量が落ち、ラインがかなり深くなってしまいました。

それは立ち上がりの粘り強い守りとは違っていました。この時は、今大会の日本が序盤にもろいとあって、一気に攻め込んできたベネズエラをきっちり受け止め、マイボールになっても無理をしてつながず、はっきりしたロングボールを蹴って流れを切るという明確な意図が見られました。

しかし時間が経過して終盤になるにつれ、全体的に動きが重くなり、攻撃にもリズムが出なくなります。また、期待の久保建英はウルグアイ戦以上に1対1で簡単に止められるシーンが多く、なかなかゴールに迫ることができませんでした。

といっても当然、15歳の久保一人に責任があるわけではなく、120分で12本のシュートを打ちながら、後半12分に市丸瑞希、堂安律と渡り、堂安のパスを受けた高木彰人が放った1本しか枠をとらえていないことが問題でした。この課題は南アフリカ戦の前半にも見られたものです。

延長後半3分にヤンヘル・エレーラに先制点を奪われてからは、中央から崩すのではなく、さかんにクロスとロングボールを放り込み、残り5分となったあたりからは板倉滉を前線に上げるなどしましたが実りませんでした。

結局、75分ごろからの失速から再びギアを上げることはできず、ノックアウトラウンド最初の脱落者となってしまいました。克服できた課題もあれば、克服しきれなかった課題もあった。そんな戦いとなりました。