2対0のリードで迎えた後半34分、試合の命運を分ける場面で東口順昭は大久保嘉人のPKを見事に止め、さらにこぼれ球に詰め寄って打たれたシュートも体を張って防ぐと、そこから一気に好守を連発しました。

後半37分、43分は再び大久保嘉人のシュートを、同じく後半43分には中島翔哉の強烈なシュートを阻みました。こうした守護神のすばらしい働きによって、大事な時間帯を凌ぎ、1点も奪われることなく勝利をつかむことができました。

また東口はカウンターの起点としても好判断を披露。前半32分に太田宏介のコーナーキックをキャッチするとすかさず前方へボールを投げました。ボールはアデミウソンを経由して倉田秋へと渡り、最終的にシュートにまで結び付きました。

ガンバが東口の奮闘で光った一方、ここまで2試合無失点だった東京はディフェンス陣が安定感を欠いてしまいました。先制された場面は、丸山祐市が遠藤保仁のロングパスを受けたアデミウソンに引き離されて決められたものでしたし、2失点目は藤春廣輝のクロスがファーサイドにいた太田に当たり、こぼれ球を倉田に打たれ、ポストと丸山に当たってゴールに吸い込まれていきました。

PKを止められた6分後には、アデミウソンの絶妙なクロスをクリアしようとした橋本拳人が足を滑らせてオウンゴールを献上してしまいます。これで勝負はほぼ決しました。

この完勝でガンバは勢いに乗ることができるかもしれません。GKの好調さもさることながら、攻守において選手間の意思統一ができており、非常に充実した状態にあります。逆に新戦力の多い東京はまだそこまでの成熟度には達していないため、しばらくは決して楽ではない戦いが続きそうです。