前半1分のカロリーネ・ハンセンのポストを叩いたシュートが決まっていれば、大きく違った展開になったかもしれませんが、そこを凌げたことでリズムをつかみ、日本は勝利することができました。

アイスランドより馬力があって、ハンセンやアダ・ヘゲルベリが縦への強さを見せたノルウェーに対し、メンバーを大幅に変えても遜色なく戦えたこと――。かつては経験豊富な主力とそれ以外とでピッチで発揮できる実力の差が明確だったことを考えれば、これはなでしこジャパンにとって大きな収穫と言えるでしょう。

たしかに中盤でのボールロストからピンチを迎えることは何度かあったものの、前の試合の勝利が自信になったのか、最後まであきらめない姿勢を貫けたことで全体的には安定感がありました。特に熊谷紗希、中村楓の両センターバックは非常に落ち着いていました。

攻撃では横山久美が結果を出します。まずは日本に流れが来ていた後半14分、籾木結花が相手DFを引き付けて出したボールをうまく収めて先制点を奪いました。そして後半44分には中里優のクロスを田中美南が合わせてポストを叩いたあとのこぼれ球を押し込んで加点します。この2点目はやや形勢が悪くなりかけた中での貴重な得点でした。

2勝1敗でグループステージを終えた日本は、水曜日にオランダとの5位決定戦に挑むこととなりました。2年前の親善試合では痛い敗戦を喫した相手だけに、きっちり勝って大会を終えたいところです。また、ターンオーバーを続けてきたチームがどういう編成で臨むのかも非常に楽しみです。