立ち上がりは長野が飛ばし気味に入り、切り替えを速くして、前から激しいアプローチを仕掛けては、横山久美が果敢にゴールを狙いました。また前半29分には横山のパスを受けた齊藤あかねがシュートを打つも、福村香奈絵が防ぎます。

圧倒しながら先制できずに次第にペースが落ちてくると、今度は新潟のサイドバックの背後のスペースにボールを送り、泊志穂を走らせる作戦をとりました。こうした積極的な攻撃を新潟は我慢強く耐えて凌ぎます。

すると36分、右サイドにいた上尾野辺めぐみから阪口萌乃、そして左サイドバックの渡辺彩香へとボールがわたり、フリーの渡辺がシュート。ボールはクロスバーに嫌われますが、ピッチに叩き付けられたはね返りを大石沙弥香が頭で押し込んで新潟が先制します。

畳み掛けるように40分には阪口のコーナーキックに対し、左山桃子が弧を描く動きでフリーになって追加点を奪いました。試合の主導権は完全に新潟に移ります。

後半は八坂芽依のシュートが防がれてバーに当たる惜しいシーンもありながら、とどめを刺すゴールこそ奪えなかったものの、センターバックの中村楓を中心に攻撃の軸である横山を完璧に封じることで、失点を防ぎます。

そうして終盤になると新潟にはプレーに余裕が出てきて、後半36分には長野のカウンターを不発に終わらせ、逆にカウンターを仕掛けて相手陣内でキープをするなど、時間をうまく使って試合をクローズさせました。

これで日テレ・ベレーザの待つ準決勝に進むことが決まりました。三冠を目指すベレーザを昨年同様に退けて、悲願のタイトル獲得に突き進むことができるでしょうか。