前半は完全にマメロディペースでした。今大会で旋風を巻き起こさんばかりの勢いに鹿島は圧倒され、翻弄され、ラインも次第に下がっていきました。前半7分と29分には昌子源が対応を誤り、それぞれカーマ・ビリアト、パーシー・タウにシュートを打たれてしまいます。

結局、45分で11本のシュートを浴びるも、曽ヶ端準の好セーブもさることながら、リオ五輪でU-23南アフリカ代表がU-23ブラジル代表相手に見せたのと同じような最後のところの精度の低さに救われました。とにもかくにも無失点に抑えたことが大きかった前半でした。

エンドが変わると一変、ロッカールームで落ち着きを取り戻した鹿島が主導権を握ります。前の試合同様にシュートへの意識が高くなかった前半は1本もシュートを打てなかったものの、後半は遠藤康がゴールを狙ったのを皮切りに果敢に攻め入ります。後半12分には土居聖真が、16分には西大伍がシュートを放つもギリギリのところでクリアされてしまいました。

しかし18分、右サイドに流れた赤崎秀平のクロスを土居が落とすと、中央で待ち構えていた遠藤がシュート。デニス・オニャンゴはキャッチしきれず、ボールはゴールラインを割りました。劣勢に立たされていた鹿島が先制に成功したのです。

その後は先制直前に投入された金崎夢生が積極性を見せ、前線を広く動き回ってスルーパスやクロスを供給していきました。肝心のシュートは43分に決めます。遠藤にボールを預けるとゴール前に走り、鈴木優磨のマイナスのクロスをきっちりゴールにねじ込みました。土居が相手DFを引き付けたことで、金崎がフリーの状態になれたことも見逃せません。

マメロディは鹿島の修正力の前に屈し、先制されると意気消沈してしまいました。3人の選手交代も1点ビハインドになってから行いましたが、機能したとは言えません。

鹿島はこれであと2試合戦うことが決まりました。ここからは上位をかけた争いとなり、今まで見せたような前半の対応力のまずさ、ゴール前での迫力不足は改善しなければ勝機は見いだせないでしょう。