激闘を制した天皇杯の浦和レッズ戦と同じスタメンで挑んだものの、金崎夢生の一撃に沈み、大事な戦いでの強さ、試合巧者ぶりを90分間通じて鹿島に見せつけられた一戦でした。積み上げてきた歴史の差がピッチの上で表れた格好です。
鹿島は直近の対戦と同様に川崎が狙いたい中央の守備を固めるだけでなく、サイドハーフのファブリシオ、遠藤康も持ち場で激しく潰しにいきました。真ん中での崩しがうまくいかない上にサイドの戦いでも優位に立たれ、必然的に川崎は手詰まりとなります。
決勝進出のために1点が欲しい川崎は、残り5分を切ったところからエドゥアルドを上げ、パワープレーを仕掛けました。しかし、待ってましたとばかりに構える鹿島の守備は安定していました。アディショナルタイムに入ると植田直通を投入し、最終ラインの人数を増やします。その一方で手薄な川崎ディフェンスを狙って、試合を決定付ける2点目を奪おうとする姿勢を見せました。ただそこはチョン・ソンリョンと谷口彰悟がかろうじて凌ぎました。
そんな流れで結局、川崎は枠をとらえたきわどいシュートがなく、無得点に終わりました。
惜しい場面がなかったわけではありません。後半14分と22分には中村憲剛の、24分には登里享平のシュートがサイドネットをかすめました。44分には谷口のパスが大久保嘉人に合わずにゴールラインを割り、51分にはエウシーニョの冷静な切り返しからのクロスに谷口が合わせるも、ボールは枠の上に飛んでいきました。
それでもあと一歩が足らず、川崎は年間3位に転落。タイトル獲得の夢はまたしても破れてしまいました。失意のチームは、1ヵ月後に再開する天皇杯に今シーズン最後の望みをかけることとなります。
鹿島は直近の対戦と同様に川崎が狙いたい中央の守備を固めるだけでなく、サイドハーフのファブリシオ、遠藤康も持ち場で激しく潰しにいきました。真ん中での崩しがうまくいかない上にサイドの戦いでも優位に立たれ、必然的に川崎は手詰まりとなります。
決勝進出のために1点が欲しい川崎は、残り5分を切ったところからエドゥアルドを上げ、パワープレーを仕掛けました。しかし、待ってましたとばかりに構える鹿島の守備は安定していました。アディショナルタイムに入ると植田直通を投入し、最終ラインの人数を増やします。その一方で手薄な川崎ディフェンスを狙って、試合を決定付ける2点目を奪おうとする姿勢を見せました。ただそこはチョン・ソンリョンと谷口彰悟がかろうじて凌ぎました。
そんな流れで結局、川崎は枠をとらえたきわどいシュートがなく、無得点に終わりました。
惜しい場面がなかったわけではありません。後半14分と22分には中村憲剛の、24分には登里享平のシュートがサイドネットをかすめました。44分には谷口のパスが大久保嘉人に合わずにゴールラインを割り、51分にはエウシーニョの冷静な切り返しからのクロスに谷口が合わせるも、ボールは枠の上に飛んでいきました。
それでもあと一歩が足らず、川崎は年間3位に転落。タイトル獲得の夢はまたしても破れてしまいました。失意のチームは、1ヵ月後に再開する天皇杯に今シーズン最後の望みをかけることとなります。