リオ五輪を間近に控えたスウェーデンに対して、熊谷紗希をアンカーに置いた4-1-4-1で臨んだ日本でしたが、2列目の阪口夢穂が下がってボールを受けては散らす場面が多く、実質的には4-2-3-1のような形になっていました。
そんな中でなでしこジャパンはシュートまでつくることに成功し、前半12分には熊谷が展開して有吉佐織がクロスを入れ、増矢理花がトラップからゴールを狙い、20分には永里優季がループシュートを、21分には熊谷がミドルシュートを放ちました。
もっとも惜しかったのは32分のプレーでした。永里がコーナーキックでゴールライン手前を転がすボールを蹴ると、寄ってきた中里優が受けて落とし、最後は増矢がシュート。サインプレーがきれいにはまったのですが、ゴールの枠をとらえることができません。
一方でミスからカウンターをしばしば食らい、15分には宇津木瑠美のパスミスから、29分には熊谷のボールロストからいずれもシュートまで持っていかれました。幸い、最後のところの精度が低かったため、山下杏也加がキャッチすることができ、大きなピンチには至りませんでした。
ハーフタイムが明けると、スウェーデンは満を持してロッタ・シェリーン、コソバレ・アスラニら4人を一気に投入。サイドを広く使った攻撃で日本を脅かします。後半1分には早速、シェリーンがサイドから持ち込んでシュートを打ちます。
対する日本は、前半に相手の守備ブロックをなかなか攻略できなかったこともあり、中盤から早目に最終ラインの背後めがけてボールを供給していきます。しかし、これがシュートにまで結び付きません。
こうして決定機をつくれずに攻めあぐねていると、ラスト15分で3失点を喫してしまいました。まずは後半31分、阪口のパスをカットされたところから始まって、オリバ・スクーグ、アスラニと渡り、最後はシェリーンが村松智子を翻弄して窮屈なトラップから見事にフィニッシュ。均衡が破れます。
33分のピンチはなでしこらしい粘り強いゴール前の守備で凌ぎましたが、その8分後、熊谷が2人に囲まれてボールを奪われてしまうと、アスラニのラストパスを受けたフリドリーナ・ロルフェが決め、アディショナルタイムに入った48分には熊谷のバックパスをロルフェが拾い、最後はスクーグが加点しました。
失点はすべて中盤でボールを奪われてからのもので、こうした形はアメリカ戦から改善されているとは言えません。相手の執拗な寄せをかいくぐるためのすばやく冷静なパス回しが求められます。
また、ゴールに襲い掛かる迫力もいまひとつ足りず、なでしこジャパンは2試合連続の無得点に終わりました。結果的にはチームの完成度の差がそのまま出てしまった格好です。自信を取り戻し、勝利をつかむための模索はまだまだ続きそうです。
そんな中でなでしこジャパンはシュートまでつくることに成功し、前半12分には熊谷が展開して有吉佐織がクロスを入れ、増矢理花がトラップからゴールを狙い、20分には永里優季がループシュートを、21分には熊谷がミドルシュートを放ちました。
もっとも惜しかったのは32分のプレーでした。永里がコーナーキックでゴールライン手前を転がすボールを蹴ると、寄ってきた中里優が受けて落とし、最後は増矢がシュート。サインプレーがきれいにはまったのですが、ゴールの枠をとらえることができません。
一方でミスからカウンターをしばしば食らい、15分には宇津木瑠美のパスミスから、29分には熊谷のボールロストからいずれもシュートまで持っていかれました。幸い、最後のところの精度が低かったため、山下杏也加がキャッチすることができ、大きなピンチには至りませんでした。
ハーフタイムが明けると、スウェーデンは満を持してロッタ・シェリーン、コソバレ・アスラニら4人を一気に投入。サイドを広く使った攻撃で日本を脅かします。後半1分には早速、シェリーンがサイドから持ち込んでシュートを打ちます。
対する日本は、前半に相手の守備ブロックをなかなか攻略できなかったこともあり、中盤から早目に最終ラインの背後めがけてボールを供給していきます。しかし、これがシュートにまで結び付きません。
こうして決定機をつくれずに攻めあぐねていると、ラスト15分で3失点を喫してしまいました。まずは後半31分、阪口のパスをカットされたところから始まって、オリバ・スクーグ、アスラニと渡り、最後はシェリーンが村松智子を翻弄して窮屈なトラップから見事にフィニッシュ。均衡が破れます。
33分のピンチはなでしこらしい粘り強いゴール前の守備で凌ぎましたが、その8分後、熊谷が2人に囲まれてボールを奪われてしまうと、アスラニのラストパスを受けたフリドリーナ・ロルフェが決め、アディショナルタイムに入った48分には熊谷のバックパスをロルフェが拾い、最後はスクーグが加点しました。
失点はすべて中盤でボールを奪われてからのもので、こうした形はアメリカ戦から改善されているとは言えません。相手の執拗な寄せをかいくぐるためのすばやく冷静なパス回しが求められます。
また、ゴールに襲い掛かる迫力もいまひとつ足りず、なでしこジャパンは2試合連続の無得点に終わりました。結果的にはチームの完成度の差がそのまま出てしまった格好です。自信を取り戻し、勝利をつかむための模索はまだまだ続きそうです。