前半は主に広島陣内でゲームが進んでいきました。東京がボールを保持して攻め、広島はじっくりと後方でボールを回して相手の隙をうかがう展開でした。こうした広島のやり方に対し、東京は4-4-2の3ラインをきれいに保ち、焦れずに堪えていました。
広島がギアを少し上げ、縦への意識を強めたのは、前半30分過ぎでした。しかし、攻撃のスイッチを入れる役割の青山敏弘のミドルレンジのパスが思うように繋がらず、さらに何度かボールを奪われ、44分には千葉和彦が阻止したもののショートカウンターを受けてしまいました。
ただ、広島にまったくチャンスがなかったわけではありません。38分に柏好文の右からのクロスを橋本拳人がクリアし、こぼれ球を柴崎晃誠がダイレクトでシュートを放ちました。これは残念ながら秋元陽太の正面でした。
とはいえ、流れがあまりよくない広島は、ハーフタイム明けに宮吉拓実を下げて、スピードのある浅野拓磨を投入します。しかし、選手達は1対1の局面をなかなか打開することができず、東京攻略に手こずります。
一方、前半我慢を続けた東京は、今度は前線の高い位置からプレッシャーをかけていきます。そして後半4分にムリキが倒されて得たフリーキックを、米本拓司がずらして森重真人が強烈なシュート。ここは林卓人がセーブして、得点には至りません。
広島に流れが来たのは、14分。塩谷司がオーバーラップしてドリブルで持ち込み、ピーター・ウタカがゴールを狙ったシーンがきっかけでした。16分にはウタカからボールを受けた浅野がシュート。17分には千葉がミドルシュートを放ちます。
この流れをものにして、21分に先制点を挙げます。千葉のロングフィードを柴崎が落とし、それを拾ったウタカが東京ゴール前で粘って橋本をかわし、そのクロスを浅野がうまく合わせてゴールネットを揺さぶりました。
ところが3分後、コーナーキックからの二次攻撃で東京が同点に追い付きます。高橋秀人のふわりとしたパスを受けた河野広貴が左足で低く鋭いラストパスを送り、最後は先程ウタカにかわされた橋本が足を伸ばして押し込みました。
これで東京に勢いが出てきて、ネイサン・バーンズは果敢にシュートを打っていきました。46分には水沼宏太が惜しいシュートを放つなど、河野を含めて3人の交代選手が躍動していました。
広島は青山がポジションを前に上げて応戦しますが、先制点以降は決定機をつくれず、40分の塩谷のミドルシュートも枠をとらえません。
タイムアップの瞬間が近づくと、広島は最終ラインでゆっくりボールを動かしスローダウン。東京は森重が足をつらせて、高橋秀人がフォローのため最後尾に下がるという緊急事態でしたが、広島はマイペースを保って無理をしませんでした。最終的にはアウェイでの勝ち点1なら十分という判断だったのでしょう。結果、1対1の引き分けに終わりました。
広島がギアを少し上げ、縦への意識を強めたのは、前半30分過ぎでした。しかし、攻撃のスイッチを入れる役割の青山敏弘のミドルレンジのパスが思うように繋がらず、さらに何度かボールを奪われ、44分には千葉和彦が阻止したもののショートカウンターを受けてしまいました。
ただ、広島にまったくチャンスがなかったわけではありません。38分に柏好文の右からのクロスを橋本拳人がクリアし、こぼれ球を柴崎晃誠がダイレクトでシュートを放ちました。これは残念ながら秋元陽太の正面でした。
とはいえ、流れがあまりよくない広島は、ハーフタイム明けに宮吉拓実を下げて、スピードのある浅野拓磨を投入します。しかし、選手達は1対1の局面をなかなか打開することができず、東京攻略に手こずります。
一方、前半我慢を続けた東京は、今度は前線の高い位置からプレッシャーをかけていきます。そして後半4分にムリキが倒されて得たフリーキックを、米本拓司がずらして森重真人が強烈なシュート。ここは林卓人がセーブして、得点には至りません。
広島に流れが来たのは、14分。塩谷司がオーバーラップしてドリブルで持ち込み、ピーター・ウタカがゴールを狙ったシーンがきっかけでした。16分にはウタカからボールを受けた浅野がシュート。17分には千葉がミドルシュートを放ちます。
この流れをものにして、21分に先制点を挙げます。千葉のロングフィードを柴崎が落とし、それを拾ったウタカが東京ゴール前で粘って橋本をかわし、そのクロスを浅野がうまく合わせてゴールネットを揺さぶりました。
ところが3分後、コーナーキックからの二次攻撃で東京が同点に追い付きます。高橋秀人のふわりとしたパスを受けた河野広貴が左足で低く鋭いラストパスを送り、最後は先程ウタカにかわされた橋本が足を伸ばして押し込みました。
これで東京に勢いが出てきて、ネイサン・バーンズは果敢にシュートを打っていきました。46分には水沼宏太が惜しいシュートを放つなど、河野を含めて3人の交代選手が躍動していました。
広島は青山がポジションを前に上げて応戦しますが、先制点以降は決定機をつくれず、40分の塩谷のミドルシュートも枠をとらえません。
タイムアップの瞬間が近づくと、広島は最終ラインでゆっくりボールを動かしスローダウン。東京は森重が足をつらせて、高橋秀人がフォローのため最後尾に下がるという緊急事態でしたが、広島はマイペースを保って無理をしませんでした。最終的にはアウェイでの勝ち点1なら十分という判断だったのでしょう。結果、1対1の引き分けに終わりました。