前半は押し込まれる展開が続き、ラミン・レザイアンのクロスやバイド・アミリのロングスローからフィニッシュに繋がれる場面がいくつか見られました。

こうした展開の中、攻撃では相手ペナルティエリアに進入することさえ難しく、ファーストシュートは27分の長谷部誠のミドルシュートまで待たなければなりませんでした。

前半35分には、レザイアンのクロスを吉田麻也が弾くも、こぼれ球をエフサン・ハジ・サフィに拾われ、グラウンダーのクロスがサルダル・アズムンに渡ります。ここはアズムンが合わせきれず、西川周作がキャッチして凌ぎました。

しかし46分、吉田がマフディ・トラビを倒してPKを与えてしまいます。シュートまで持っていくことができず、淡白に終わったカウンターを阻止されて、逆にカウンターからピンチを招いた格好です。アスカン・デジャガーのキックは西川が防ぎましたが、こぼれたボールをトラビに押し込まれて先制を許してしまいました。

いいところなく前半を終えた日本は、後半開始3分で試合を振り出しに戻します。サイドを上がる酒井高徳に釣られたトラビの軽い守備を見逃さなかった本田圭佑が鋭いクロスを上げると、武藤嘉紀がアリ・レザ・ハギギと競り合いながら体で押し込みました。

さらに14分にはイランのCKのこぼれを拾った清武弘嗣を起点に、宇佐美貴史、武藤と繋がりハギギと1対1の場面をつくりました。しかし武藤のドリブルが長くなったところをハギギに止められてしまいます。直後、本田もフォローに行きましたが、アミリに阻止されました。

以降は原口元気、岡崎慎司、柏木陽介といった攻撃的な選手を次々と投入しますが、決定機をつくりだすことができないまま、スコアは動かずタイムアップを迎えました。

結果として負けずに終わり、中東でのアウェイゲームという経験を積むことはできました。ただ手堅いメンバーではなかったとはいえ、前半から激しくかつリズムよく攻めることができず、後半になってようやく連動して動き出すといった流れは改善されませんでした。このあたりは2次予選を戦いながら引き続き修正していくしかなさそうです。