いい時間帯に順調に得点を重ね、安定した試合運びをした東京の完封勝ちで終わりそうだった試合は、終盤に一転。歯がゆさが残る結末となりました。
前半は東京が左サイドを制圧し、実質的な主導権を握っていました。先制点もそのサイドから生まれました。
9分、中盤の競り合いでこぼれたボールを高橋秀人が拾って、そのまま太田宏介に預けると、太田は左サイドを独走。チェックに来たレオ・シルバが接近する前に、グラウンダーのクロスを上げます。そこへ絶妙な動きでフリーになった東慶悟が冷静に押し込みました。
太田はサイドの攻防のみならず、セットプレーでも精度の高さを見せつけていました。41分には太田のFKを森重真人がダイレクトで合わせ、背中を向けた舞行龍ジェームズの手に当たるシーンがありました。ここではPKの判定にはなりません。
最初の45分でホームチームが危なかったのは、26分の場面くらいでした。左サイドのコルテースからボールを受けたレオ・シルバがトラップで梶山陽平をかわし、苦しい体勢から前方にパス。山崎亮平は切り返しで吉本一謙を振り切り、シュートを放ちました。シュートブロックに飛び込んだ権田修一、森重、そして吉本の姿が視界に入ったか、ボールはゴールの枠を外れました。
後半序盤、東京がさらにリードを広げます。4分、ハーフウェイライン付近からの森重のFKを前田遼一が受け、レオ・シルバと大井健太郎をエリア内で外すと、後方へやさしいパス。そこへ高橋秀人が走り込んでフィニッシュを決めました。この時の対応が大きな問題だったのか、大井は5分後に大野和成と交代させられました。
2点ビハインドを背負った新潟は、ゴールを狙いに行きますが、クロスは中央にうまく到達せず、中央の崩しもバイタルエリアの一、二歩手前までしか進めないなど、ゴールのにおいを感じさせない攻撃に終始しました。
そうこうしているうちに33分、再び新潟ゴールのネットが揺れます。太田のFKにファーサイドから回り込み、フリーの状態になった森重が頭で合わせて、とどめを刺しました。森重についていた大野は、高橋にブロックされてマークを外されてしまいました。
その後は途中投入された新加入のフランシスコ・サンダサのJリーグデビューを温かく見守る空気に包まれていました。38分にはコースを狙ったシュートを、44分にはカウンターでドリブル突破を見せるなど、可能性を感じるプレーを披露しました。
このまま3対0でタイムアップするかに思われた49分、三上正一郎主審はペナルティスポットを指さしました。これは新潟のCKの際、森重が大野を倒したというジャッジでした。スローVTRでは二人が互いに相手を押さえてもつれて倒れたかに見えましたが、判定は変わりません。
森重は主審に言い寄りながら、手にしていたボトルをピッチに叩きつけたい衝動を必死に抑えていました。
このPKをレオ・シルバが逃さず、スコアは3対1に変わります。そして試合が終わりました。当然のごとく、東京サポーターからは大きなブーイングが起きました。森重はまだ納得いかない様子で、再び審判団に詰め寄り、何度も首をかしげていました。
試合の大勢に影響はなかったものの、完勝しながらすっきりしない終幕となりました。
前半は東京が左サイドを制圧し、実質的な主導権を握っていました。先制点もそのサイドから生まれました。
9分、中盤の競り合いでこぼれたボールを高橋秀人が拾って、そのまま太田宏介に預けると、太田は左サイドを独走。チェックに来たレオ・シルバが接近する前に、グラウンダーのクロスを上げます。そこへ絶妙な動きでフリーになった東慶悟が冷静に押し込みました。
太田はサイドの攻防のみならず、セットプレーでも精度の高さを見せつけていました。41分には太田のFKを森重真人がダイレクトで合わせ、背中を向けた舞行龍ジェームズの手に当たるシーンがありました。ここではPKの判定にはなりません。
最初の45分でホームチームが危なかったのは、26分の場面くらいでした。左サイドのコルテースからボールを受けたレオ・シルバがトラップで梶山陽平をかわし、苦しい体勢から前方にパス。山崎亮平は切り返しで吉本一謙を振り切り、シュートを放ちました。シュートブロックに飛び込んだ権田修一、森重、そして吉本の姿が視界に入ったか、ボールはゴールの枠を外れました。
後半序盤、東京がさらにリードを広げます。4分、ハーフウェイライン付近からの森重のFKを前田遼一が受け、レオ・シルバと大井健太郎をエリア内で外すと、後方へやさしいパス。そこへ高橋秀人が走り込んでフィニッシュを決めました。この時の対応が大きな問題だったのか、大井は5分後に大野和成と交代させられました。
2点ビハインドを背負った新潟は、ゴールを狙いに行きますが、クロスは中央にうまく到達せず、中央の崩しもバイタルエリアの一、二歩手前までしか進めないなど、ゴールのにおいを感じさせない攻撃に終始しました。
そうこうしているうちに33分、再び新潟ゴールのネットが揺れます。太田のFKにファーサイドから回り込み、フリーの状態になった森重が頭で合わせて、とどめを刺しました。森重についていた大野は、高橋にブロックされてマークを外されてしまいました。
その後は途中投入された新加入のフランシスコ・サンダサのJリーグデビューを温かく見守る空気に包まれていました。38分にはコースを狙ったシュートを、44分にはカウンターでドリブル突破を見せるなど、可能性を感じるプレーを披露しました。
このまま3対0でタイムアップするかに思われた49分、三上正一郎主審はペナルティスポットを指さしました。これは新潟のCKの際、森重が大野を倒したというジャッジでした。スローVTRでは二人が互いに相手を押さえてもつれて倒れたかに見えましたが、判定は変わりません。
森重は主審に言い寄りながら、手にしていたボトルをピッチに叩きつけたい衝動を必死に抑えていました。
このPKをレオ・シルバが逃さず、スコアは3対1に変わります。そして試合が終わりました。当然のごとく、東京サポーターからは大きなブーイングが起きました。森重はまだ納得いかない様子で、再び審判団に詰め寄り、何度も首をかしげていました。
試合の大勢に影響はなかったものの、完勝しながらすっきりしない終幕となりました。