ベスト4の椅子をかけた一戦は、アメリカが中国を1対0で下しました。

アメリカは前半2分、カーリ・ロイドのスルーパスに反応したエイミー・ロドリゲスのシュートを皮切りに中国相手に攻め立てます。特に前半半ば以降は中国が完全に守勢に回り、アメリカが時にはスピーディーなパスを回すなどして押し込む展開が続きました。

26分にはアメリカに絶好のチャンスがやってきました。中国陣内でクイックリスタートをしたロドリゲスからのボールをアリ・クリーガーがダイレクトで中央に折り返し、GK王飛が触れず流れたところ、ジュリー・ジョンストンがシュートを打ちます。しかしカバーに入っていた李冬娜がかろうじてクリアしました。

また37分にはロイドが強烈なFKを見舞うも、今度は王飛が弾きました。アメリカは結局、前半で11本のシュートを浴びせました。

そして後半6分、ついにアメリカが均衡を破ります。メガン・クリンゲンバーグのハーフウェーライン付近からのFKを受けたジョンストンが前方に大きく蹴ると、ロイドが趙容に競り勝ってヘディングシュートを決めたのです。実にアメリカらしいパワフルな攻撃でした。待望のゴールにテンションが高くなったロイドは、コーナーフラッグを蹴って喜びを爆発させます。

中国はなかなか押し上げられず、思うようにフィニッシュに繋げられません。19分には王珊珊のヘッドが流れたところを拾った王麗思がシュートを打ちきれず、アメリカDFに阻止される場面がありました。また35分の王麗思のFKはホープ・ソロの正面で、難なくキャッチされます。

最後は運動量の落ちないアメリカが危なげない守備で逃げ切りました。中国のエース王珊珊はポストプレー以外ではほとんど機能することができずに終わってしまい、大会を去ることになりました。