公式記録では枠内シュート0に終わったバイエルン・ミュンヘンが、バルセロナに3失点を喫し、非常に厳しい状況でホームに戻ることになりました。
最初の決定機は前半12分。マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンのロングキックをリオネル・メッシがヘッドで落とし、そのボールをフリーで受けたルイス・スアレスがドリブルで持ち込んでシュートを打ちました。ここはマヌエル・ノイアーが右足で防ぎます。
3分後の15分、カメラが指を4本立てたジョゼップ・グアルディオラ監督をとらえました。中盤の枚数を多くして攻撃性を前面に出した3-4-1-2でスタートしたシステムを、4-3-1-2に変更する合図でした。ディフェンスのことを考えると最終ライン3枚では、バルサの強力3トップを抑えきれないという判断だったのでしょう。
それでもバイエルンのパスミスが目立つこともあり、バルサ優勢の構図は変わりません。39分には再びノイアーの右足に救われました。メッシが下げたボールを受けたアンドレス・イニエスタが相手最終ラインの裏にパス。反応したダニエウ・アウベスにシュートを打たれたのです。
後半16分もノイアーでした。メッシがバイエルンの位置取りの高いDFの裏を突くパスを供給し、ネイマールが走り込んでいきましたが、ペナルティエリアを飛び出したノイアーがクリアして難を逃れました。
耐えられたのはここまででした。32分に均衡が破られたのです。始まりはネイマールのダイブと思しきプレーからでした。両チームの選手が主審に詰め寄る中、ノイアーがすばやくリスタート。これが裏目に出ました。フアン・ベルナトのドリブルが大きくなったところをダニエウ・アウベスに奪われ、バイタルエリアでフリーのメッシにボールが渡ると、メッシがすばやくシュートを放ち、ニアサイドをぶち抜かれました。
グアルディオラ監督はたまらずマリオ・ゲッツェを投入しますが、次にネットを揺らしたのもメッシでした。35分、イバン・ラキティッチのスルーパスにメッシが反応。対応したジェローム・ボアテングがバランスを崩して倒れた時点で勝負ありでした。メッシはノイアーをあざ笑うかのようなループで追加点を奪います。
とどめは49分。スアレスが倒れながらメッシにボールを託すと、メッシはすぐさまネイマールへ。ノイアーと1対1になったネイマールは落ち着いてゴールを決めました。これで3対0です。
バイエルンはフェイスガードを装着して試合に臨んだロベルト・レバンドフスキが精彩を欠き、アウェイゴールを奪うどころか、テア・シュテーゲンを脅かすことさえできませんでした。そして何より、サイドを支配できるアリエン・ロッベン、フランク・リベリーの二人を負傷により欠いたことが、世界トップレベルの戦いでは大きく響いてしまいました。
持ち駒が限られ、3点のビハインドを背負う中、ミュンヘンで奇跡の逆転劇を演じられるのか。2ndレグの興味はその一点に尽きることとなりました。
最初の決定機は前半12分。マルク・アンドレ・テア・シュテーゲンのロングキックをリオネル・メッシがヘッドで落とし、そのボールをフリーで受けたルイス・スアレスがドリブルで持ち込んでシュートを打ちました。ここはマヌエル・ノイアーが右足で防ぎます。
3分後の15分、カメラが指を4本立てたジョゼップ・グアルディオラ監督をとらえました。中盤の枚数を多くして攻撃性を前面に出した3-4-1-2でスタートしたシステムを、4-3-1-2に変更する合図でした。ディフェンスのことを考えると最終ライン3枚では、バルサの強力3トップを抑えきれないという判断だったのでしょう。
それでもバイエルンのパスミスが目立つこともあり、バルサ優勢の構図は変わりません。39分には再びノイアーの右足に救われました。メッシが下げたボールを受けたアンドレス・イニエスタが相手最終ラインの裏にパス。反応したダニエウ・アウベスにシュートを打たれたのです。
後半16分もノイアーでした。メッシがバイエルンの位置取りの高いDFの裏を突くパスを供給し、ネイマールが走り込んでいきましたが、ペナルティエリアを飛び出したノイアーがクリアして難を逃れました。
耐えられたのはここまででした。32分に均衡が破られたのです。始まりはネイマールのダイブと思しきプレーからでした。両チームの選手が主審に詰め寄る中、ノイアーがすばやくリスタート。これが裏目に出ました。フアン・ベルナトのドリブルが大きくなったところをダニエウ・アウベスに奪われ、バイタルエリアでフリーのメッシにボールが渡ると、メッシがすばやくシュートを放ち、ニアサイドをぶち抜かれました。
グアルディオラ監督はたまらずマリオ・ゲッツェを投入しますが、次にネットを揺らしたのもメッシでした。35分、イバン・ラキティッチのスルーパスにメッシが反応。対応したジェローム・ボアテングがバランスを崩して倒れた時点で勝負ありでした。メッシはノイアーをあざ笑うかのようなループで追加点を奪います。
とどめは49分。スアレスが倒れながらメッシにボールを託すと、メッシはすぐさまネイマールへ。ノイアーと1対1になったネイマールは落ち着いてゴールを決めました。これで3対0です。
バイエルンはフェイスガードを装着して試合に臨んだロベルト・レバンドフスキが精彩を欠き、アウェイゴールを奪うどころか、テア・シュテーゲンを脅かすことさえできませんでした。そして何より、サイドを支配できるアリエン・ロッベン、フランク・リベリーの二人を負傷により欠いたことが、世界トップレベルの戦いでは大きく響いてしまいました。
持ち駒が限られ、3点のビハインドを背負う中、ミュンヘンで奇跡の逆転劇を演じられるのか。2ndレグの興味はその一点に尽きることとなりました。