ここ3試合勝ちのなかったミランが、ラッキーなPKによって確実に勝ち点3を獲得しました。

序盤はカリアリの方が運動量多く、ミランはもったりしたペースで戦っていました。そのどんより感を払拭したのが、前半21分。アンドレア・ポーリが中盤でボールを奪い、そのパスを受けたジェレミー・メネズによる美しいゴールでした。

得点によってミランの出足が速くなり、本田圭佑が攻撃づくりに参加する場面も出てきました。しかしスコアは変わらず1対0で前半を折り返します。

すると後半2分、本田とイニャツィオ・アバーテがボール回しをしているところを奪われ、カリアリにカウンターを仕掛けられます。ちょうどアバーテのいないスペースに走ったジエゴ・ファリアスがマルコ・サウからのパスを受け、フィリップ・メクセスを難なくかわしてシュートを決めます。

ミランにとっては意気消沈しかねない立ち上がりでしたが、直後の4分、メネズのCKをメクセスがダイレクトでピッチに叩きつけるシュートを放って再び勝ち越します。まだゲームオーバーにはなりません。

31分には自陣深くでアバーテがボールを奪って、カウンターアタックをスタート。途中投入のアレッシオ・チェルチがフリーでボールを受けるとドリブルで突進します。そこへルカ・チェッピテッリのタックルが来て、チェルチが倒されました。

引っかけられたのは明らかにペナルティエリアの外でしたが、判定はPKでした。これをメネズが決めてリードを2点に広げます。

セーフティーリードと考えたのか、以後のミランは無理をしないで守備を固め、隙あらばカウンターを仕掛けるスタイルにしてきました。

アディショナルタイムにはそのカウンターからビッグチャンスが生まれます。カリアリが前がかりになっていたため、広大なスペースがカリアリ陣内にできていたためです。

にもかかわらず、46分のジャンパオロ・パッツィーニ、48分のチェルチといずれもフリーな状況でシュートを打つも、GKジェリコ・ブルキッチが止められる力ないボールを蹴ってしまいました。試合はそのまま終わりましたが、4対1、5対1にできるチャンスをみすみす逃してしまったのは、少々課題が残ります。

とにもかくにもミランは今節の結果によって、インテル、ジェノアをかわして8位に浮上しました。ただ、ヨーロッパリーグ出場権獲得への道のりの険しさは依然として変わっていません。