前半2分、謎の判定ですべてが決まってしまったような一戦でした。

この時、ウィルフリード・ボニーがクレイグ・ドーソンに引っかけられて倒れたにもかかわらず、主審はその後にボニーを止めに行ったガレス・マコーリーにレッドカードを提示します。明らかな選手間違いの誤審で、WBAは10人での戦いを強いられます。

自陣深くで守りを固めざるをえなくなったWBAに対し、シティはダビド・シルバを中心にスピーディーなショートパスで圧倒します。時にはピッチの4分の1でのボール回しも見られたほどです。シティのGKジョー・ハートの出番はほとんどありません。

先制したのは前半27分。CKのセカンドボールから生まれます。ペナルティアークから放ったフェルナンドのシュートがヨナス・オルソンに当たってこぼれ、浮き球になったボールをボニーがコントロールしてシュートを決めました。

その後もあの手この手を使って、ガエル・クリシー、ヘスス・ナバス、フランク・ランパードらがシュートの雨を浴びせます。

すると40分、再びCKから追加点を奪います。エリア内でのWBA守備陣のクリアミスを逃さず、フェルナンドが押し込みました。WBAがまったくシュートを打てない試合展開からすれば、セーフティーリードとなる1点です。

後半に入っても、攻めるシティ、守るWBAの構図は変わりません。ただ、WBAのシティ陣内に入る回数は増えていき、FK、CKのチャンスも生まれました。

28分には点差を詰める絶好機をWBAがつくります。クレイグ・ガードナーの右CKをオルソンが合わせ、さらにそれを前方にいたサイード・ベラヒノがヘッド。ボールの高さに対してゴールが近過ぎたか、惜しくもクロスバーを叩き、ゴールにはなりませんでした。

ピンチの後にはチャンスありというように、32分にはシティが試合を決定づけるゴールを決めます。ショートコーナーからクリシーがグラウンダーのクロスを上げると、途中投入のステバン・ヨベティッチがシュート。それをシルバが左足のすねで当ててネットを揺らします。シティは三度CKからの得点です。

3点目が入ると、エディン・ジェコ、ジェームズ・ミルナーがピッチに送り込まれますが、点差が開いて安心したのか、あるいはチーム全体が攻め疲れたのか、攻撃の勢いはやや衰えました。

スコアはこのまま変わらず3対0でタイムアップ。10人のWBAを攻め続けて勝ち点3を獲得しました。