前半は鳥栖のハードな守備に苦しみながらも、横浜がセットプレーを生かしてゴールを襲う45分でした。とはいえ、セットプレーのセカンドボールを拾えはしたものの、28分の齋藤学、36分の中澤佑二はいずれもシュートが枠を捉えられず、ゴールポストの上を飛んでいきます。
後半になると鳥栖が積極的にしかけるようになり、果敢にシュートを打ちますが、こちらもなかなか決定機には至りません。ロングボールに反応した9分の池田圭のシュートは、小林祐三がブロック。13分の高橋義希のミドルシュートは枠を外れました。
試合を通じて最初の枠内シュートは、16分。金民友、白星東で中央を破って池田が放った鳥栖のシュートでしたが、これは力なく榎本哲也が押さえました。
その後、鳥栖は21分に水沼宏太、34分に早坂良太を投入し、攻めの勢いを盛り返しにかかります。
それでも先制点は36分に横浜が奪い取りました。中盤にいたアデミウソンが左サイドの齋藤に展開。すると齋藤が上がってきたアデミウソンに戻し、さらに兵藤慎剛、齋藤、小林と繋ぎ、小林がクロスを入れます。クロスは鳥栖のゴール前を右から左へゆっくりと流れていきますが、オーバーラップした下平匠が左足を振り抜いてシュート。ここは谷口博之が防いだものの、力なくこぼれたボールを兵藤が拾って粘り、ゴールに流し込みました。
横浜の中央を締めた守備は終始安定しており、エースの豊田陽平にほとんど仕事をさせませんでした。唯一の大ピンチといえる90分のプレーも、横浜は難を逃れました。
この場面はボールキープに入ったところをかっさらわれてから始まりました。そのボールを受けた藤田直之のクロスは一旦、中澤がクリアしましたが、こぼれ球を藤田が拾い、水沼に渡すとダイレクトで絶妙なクロスが豊田に送られます。豊田は小林の前に入り込みヘッド。それを榎本がすばやい反応でセーブしました。
最後は前線からの激しいプレスで鳥栖のロングボールを封じると、タイムアップの笛が鳴り響きました。横浜にとっては待望の公式戦初勝利です。
