川崎にとって新型コロナウイルスの影響が自チーム内に大きく出たのは初めてでした。陽性者が続出し、試合開催も危ぶまれた中で選手達は最後まで戦い抜きました。
スタメンこそ全員が経験済みのポジションに違和感なく11人並ぶことができたものの、ベンチ入りは5人。しかも本来のポジションで言えば、フィールドプレーヤーは山村和也と宮城天だけでした。すなわち、よほどのことがない限り、交代枠は実質2しかありません。
必然的に大半の選手がフル出場を余儀なくさせる上、簡単には負傷することも許されない状況に陥っていました。
そんな中で立ち上がり20分は、人数がいるのに守り切れずあっさりと2点を献上しました。結果としてこの連続失点が響きます。その間、家長昭博のクロスをレアンドロ・ダミアンがバックヘッドでゴールを狙うも、西川周作に阻まれました。
以降はボール保持の時間が長くなっていき、リズムも生まれましたが得点には結び付きません。マルシーニョは酒井宏樹に封じられ、左からの攻撃が繰り出せませんでした。
また、瀬古樹のスルーパスを脇坂泰斗が懸命に生かしてポケットからレアンドロ・ダミアンにつないだシーンは、シュートの当たりが弱く、西川に止められました。
後半も試合の主導権は川崎が握っていました。65分頃からは試合の終わりが見えてきたこともあってか、勢いも増してきます。
73分、鬼木達監督はマルシーニョを下げて宮城を入れます。宮城はシュートの意識高くプレーしており、苦しいチームのために結果を出そうとする必死さが前面に出ていました。
78分には遠野大弥に代えて山村を投入。ユーティリティで頼れる背番号31は、最前線にポジションを取り、レアンドロ・ダミアンと2トップを形成します。
その山村が中央でクロスを求める仕草を見せると、宮城がそこへ放り込みます。山村は競り負けたものの、セカンドボールの争いの中で橘田健人が柴戸海にユニフォームを引っ張られてPKを獲得しました。これを家長が冷静に沈め、追撃の1点を奪います。
ただ、直後に関根貴大のドリブルを許し、山村が懸命に戻るも及ばず、最後は岩尾憲にゴールを許してしまいました。試合は再び2点差となります。
残された時間が少なくなっても川崎は最後の力を振り絞って攻め続けました。アディショナルタイムには家長のクロスをレアンドロ・ダミアンがダイレクトでオーバーヘッド。西川に触られ、惜しくもクロスバーを叩きます。
3-1で敗れたこの試合に関しては、プレー続行が不可能になるような深刻な負傷がないまま90分を終えられたことをプラスに考えたいところです。ルヴァンカップを含めた今後の過密日程を果たして乗り切れるかどうかはわかりません。危機的状況はしばらく続くかもしれません。
スタメンこそ全員が経験済みのポジションに違和感なく11人並ぶことができたものの、ベンチ入りは5人。しかも本来のポジションで言えば、フィールドプレーヤーは山村和也と宮城天だけでした。すなわち、よほどのことがない限り、交代枠は実質2しかありません。
必然的に大半の選手がフル出場を余儀なくさせる上、簡単には負傷することも許されない状況に陥っていました。
そんな中で立ち上がり20分は、人数がいるのに守り切れずあっさりと2点を献上しました。結果としてこの連続失点が響きます。その間、家長昭博のクロスをレアンドロ・ダミアンがバックヘッドでゴールを狙うも、西川周作に阻まれました。
以降はボール保持の時間が長くなっていき、リズムも生まれましたが得点には結び付きません。マルシーニョは酒井宏樹に封じられ、左からの攻撃が繰り出せませんでした。
また、瀬古樹のスルーパスを脇坂泰斗が懸命に生かしてポケットからレアンドロ・ダミアンにつないだシーンは、シュートの当たりが弱く、西川に止められました。
後半も試合の主導権は川崎が握っていました。65分頃からは試合の終わりが見えてきたこともあってか、勢いも増してきます。
73分、鬼木達監督はマルシーニョを下げて宮城を入れます。宮城はシュートの意識高くプレーしており、苦しいチームのために結果を出そうとする必死さが前面に出ていました。
78分には遠野大弥に代えて山村を投入。ユーティリティで頼れる背番号31は、最前線にポジションを取り、レアンドロ・ダミアンと2トップを形成します。
その山村が中央でクロスを求める仕草を見せると、宮城がそこへ放り込みます。山村は競り負けたものの、セカンドボールの争いの中で橘田健人が柴戸海にユニフォームを引っ張られてPKを獲得しました。これを家長が冷静に沈め、追撃の1点を奪います。
ただ、直後に関根貴大のドリブルを許し、山村が懸命に戻るも及ばず、最後は岩尾憲にゴールを許してしまいました。試合は再び2点差となります。
残された時間が少なくなっても川崎は最後の力を振り絞って攻め続けました。アディショナルタイムには家長のクロスをレアンドロ・ダミアンがダイレクトでオーバーヘッド。西川に触られ、惜しくもクロスバーを叩きます。
3-1で敗れたこの試合に関しては、プレー続行が不可能になるような深刻な負傷がないまま90分を終えられたことをプラスに考えたいところです。ルヴァンカップを含めた今後の過密日程を果たして乗り切れるかどうかはわかりません。危機的状況はしばらく続くかもしれません。