前半7分、じわじわとボールを回しながら広島陣内に入っていくと、パトリックがオフサイドラインから戻ってきたのを見逃さずに倉田秋がクロスを入れます。パトリックの落とした先には宇佐美貴史がおり、宇佐美は打ちやすい位置にボールを置いてからすばやい振りでシュートを放ちます。千葉和彦の股の間を抜けたボールはゴールネットに到達しました。
9分にもパトリック、倉田、宇佐美でシュートまで持っていくなど、やや飛ばし気味で入った広島を押し返します。
前半のガンバは守備が安定していて、広島得意のサイド攻撃をほとんどやらせませんでした。また、パトリックも浅野拓磨を抑えるなどして大きく貢献します。
広島がチャンスらしいチャンスをつくったのは、42分のシーンくらいです。この時は佐藤寿人が米倉恒貴に倒されながらパスを出すと、それを受けた青山敏弘がミドルシュートを打ちました。ボールはゴールのわずか左に外れていきます。
いい状態で折り返したはずのガンバでしたが、後半になると状況は一変します。1点を取りに来た広島が攻撃への意欲を高めると中盤にスペースが生まれ、特に右サイドのミハエル・ミキッチが躍動し始めたのです。
後半2分、ミキッチがペナルティエリア内に進入してクロスを上げると、丹羽大輝と佐藤に当たり、東口順昭がキャッチ。12分には千葉のセンターサークルからのスルーパスを佐藤がキープ。それを受けたミキッチが中央に持ち込んでシュート。これは東口が右手を伸ばして防ぎます。
さらに森保一監督が皆川佑介、柏好文を送り出し、攻勢を強めにいきます。
22分には浅野、皆川、茶島雄介と繋がり、茶島はファーストタッチで丹羽をかわすと東口と1対1の状況になります。 ここで冷静だったのは東口でした。茶島が逡巡する中、落ち着いてそのシュートをセーブしました。
東口が好守で奮闘していると、今度は攻撃陣がそれに応えます。29分、柏から宮原和也へのパスを倉田がカットしてカウンターを発動。倉田は青山のタックルをかわし、宮原の執拗な追い込みにも粘り勝って長沢駿へパスを送ります。長沢がワンタッチで落とした先にいた宇佐美が、水本裕貴が寄せる中、体勢を崩しながらもフィニッシュ。際どいコースに決めていきました。
点差が2点に広がった広島は39分に宮原のクロスで、41分には茶島の落としで浅野にボールを集めますが、決定機には至らず時間が刻々と流れていきます。
すると46分、倉田の浮き球のパスを受けた長沢が宮原に競り勝ち、千葉をかわして抜け出すと、林卓人と1対1になり、落ち着いてだめ押し弾を決めました。前線で体を張り、ハードワークをいとわなかったストライカーが、試合を決定づけるゴールを奪ったのです。
特に後半は広島に押し込まれる展開が続きましたが、終わってみればチャンピオンシップ決勝で苦しめられた相手に対して3対0の快勝となりました。劣勢の中で決定力を見せた宇佐美もさすがでしたし、全得点に絡んだ倉田の奮闘も光っていました。
9分にもパトリック、倉田、宇佐美でシュートまで持っていくなど、やや飛ばし気味で入った広島を押し返します。
前半のガンバは守備が安定していて、広島得意のサイド攻撃をほとんどやらせませんでした。また、パトリックも浅野拓磨を抑えるなどして大きく貢献します。
広島がチャンスらしいチャンスをつくったのは、42分のシーンくらいです。この時は佐藤寿人が米倉恒貴に倒されながらパスを出すと、それを受けた青山敏弘がミドルシュートを打ちました。ボールはゴールのわずか左に外れていきます。
いい状態で折り返したはずのガンバでしたが、後半になると状況は一変します。1点を取りに来た広島が攻撃への意欲を高めると中盤にスペースが生まれ、特に右サイドのミハエル・ミキッチが躍動し始めたのです。
後半2分、ミキッチがペナルティエリア内に進入してクロスを上げると、丹羽大輝と佐藤に当たり、東口順昭がキャッチ。12分には千葉のセンターサークルからのスルーパスを佐藤がキープ。それを受けたミキッチが中央に持ち込んでシュート。これは東口が右手を伸ばして防ぎます。
さらに森保一監督が皆川佑介、柏好文を送り出し、攻勢を強めにいきます。
22分には浅野、皆川、茶島雄介と繋がり、茶島はファーストタッチで丹羽をかわすと東口と1対1の状況になります。 ここで冷静だったのは東口でした。茶島が逡巡する中、落ち着いてそのシュートをセーブしました。
東口が好守で奮闘していると、今度は攻撃陣がそれに応えます。29分、柏から宮原和也へのパスを倉田がカットしてカウンターを発動。倉田は青山のタックルをかわし、宮原の執拗な追い込みにも粘り勝って長沢駿へパスを送ります。長沢がワンタッチで落とした先にいた宇佐美が、水本裕貴が寄せる中、体勢を崩しながらもフィニッシュ。際どいコースに決めていきました。
点差が2点に広がった広島は39分に宮原のクロスで、41分には茶島の落としで浅野にボールを集めますが、決定機には至らず時間が刻々と流れていきます。
すると46分、倉田の浮き球のパスを受けた長沢が宮原に競り勝ち、千葉をかわして抜け出すと、林卓人と1対1になり、落ち着いてだめ押し弾を決めました。前線で体を張り、ハードワークをいとわなかったストライカーが、試合を決定づけるゴールを奪ったのです。
特に後半は広島に押し込まれる展開が続きましたが、終わってみればチャンピオンシップ決勝で苦しめられた相手に対して3対0の快勝となりました。劣勢の中で決定力を見せた宇佐美もさすがでしたし、全得点に絡んだ倉田の奮闘も光っていました。