なでしこリーグで終盤失速したINAC神戸所属の常連組が多く外れ、リーグで好パフォーマンスを見せた非常連組が加わったオランダ戦でしたが、あまりいいところなく敗れてしまいました。
特に前半は人工芝と強烈な向かい風へのアジャストに苦しみ、阪口夢穂、宇津木瑠美らのパスミスが目立ちました。そして失点もミスからでした。
前半4分、宮間あやから宇津木へのパスがずれたところをビビアネ・ミーデマに拾われ、ダニエレ・ファン・デ・ドンクに繋がり、最後はリーケ・マルテンスが冷静にフィニッシュ。なでしこがリズムをつかめない中、最初のピンチで先制されてしまいました。
さらに21分、サリ・ファン・フェーネンダールのロングキックをマルテンスが倒れながら繋いだボールは、鮫島彩のもとに転がりましたがトラップミス。そこをマノン・メリスに奪われて、山根恵里奈の股の間を通すシュートを決められてしまいました。
そんな中、一人気を吐いていたのが大儀見優季でした。23分、シェリダ・スピツェのバックパスを狙い、27分にもファン・フェーネンダールにプレスをかけ、キックに反応してゴールを狙いました。また42分には宮間あやとのワンツーで抜け出し、体を投げ出してシュートを打ちました。ゴールこそ奪えませんでしたが、悪くない流れでした。
そして終盤、宮間のCKの流れから中島依美が、角度のないところから強烈なシュートを打つ場面が二度生まれました。しかし、いずれもファン・フェーネンダールにセーブされます。
エンド代わって追い風となった後半、有町紗央里、中島を下げて、菅澤優衣香、増矢理花がピッチに送り込まれます。それとともに鮫島を一列上げて、宇津木をボランチから左SBに下げ、宮間をボランチに配しました。
すると後半4分、増矢が高い位置でボールを拾って阪口に出し、懸命に体を張った菅澤とのワンツーを決めた阪口が反撃ののろしを上げるゴールを決めました。
このゴールでなでしこジャパンらしさが戻りだし、キープのできる大儀見が中盤に下りてパス回しに絡む場面も増えてきました。しかしオランダゴールに迫り、決定機をつくりだすまでには至らなかったこともあり、それも長くは続きません。さらに選手交代を続け、17分から30分にかけて杉田亜未、川村優理、山下杏也加、横山久美を投入しますが、劇的な変化は生まれませんでした。
膠着状態が続いていた33分、日本ゴール前でボールを繋がれていたところ、増矢がマルテンスを倒したとしてPKをとられます。これをメリスに豪快に決められ、1対3となりました。
その後の見せ場は終了間際の47分、阪口のロングフィードを菅澤が落とし、宮間がワンタッチでボールを配給。それを受けた大儀見がDFを振り切りながら左足を振り抜いたシーンでした。ここもファン・フェーネンダールに防がれます。
結局、点差を詰めることはできないままタイムアップを迎えました。主力と合流すると非常連組がなかなか活躍しきれないという、見慣れた光景が続いた試合となってしまいました。その意味では収穫はありませんでした。
ただ、これまでもフレンドリーマッチで思うような成果をあげられなくとも、大事な勝負どころでは強さを発揮するのがなでしこジャパンでした。リオ五輪出場を賭けた最終予選では、世界トップクラスの実力と、ピンチを防ぐ粘り強さを見せてくれると信じたいものです。
特に前半は人工芝と強烈な向かい風へのアジャストに苦しみ、阪口夢穂、宇津木瑠美らのパスミスが目立ちました。そして失点もミスからでした。
前半4分、宮間あやから宇津木へのパスがずれたところをビビアネ・ミーデマに拾われ、ダニエレ・ファン・デ・ドンクに繋がり、最後はリーケ・マルテンスが冷静にフィニッシュ。なでしこがリズムをつかめない中、最初のピンチで先制されてしまいました。
さらに21分、サリ・ファン・フェーネンダールのロングキックをマルテンスが倒れながら繋いだボールは、鮫島彩のもとに転がりましたがトラップミス。そこをマノン・メリスに奪われて、山根恵里奈の股の間を通すシュートを決められてしまいました。
そんな中、一人気を吐いていたのが大儀見優季でした。23分、シェリダ・スピツェのバックパスを狙い、27分にもファン・フェーネンダールにプレスをかけ、キックに反応してゴールを狙いました。また42分には宮間あやとのワンツーで抜け出し、体を投げ出してシュートを打ちました。ゴールこそ奪えませんでしたが、悪くない流れでした。
そして終盤、宮間のCKの流れから中島依美が、角度のないところから強烈なシュートを打つ場面が二度生まれました。しかし、いずれもファン・フェーネンダールにセーブされます。
エンド代わって追い風となった後半、有町紗央里、中島を下げて、菅澤優衣香、増矢理花がピッチに送り込まれます。それとともに鮫島を一列上げて、宇津木をボランチから左SBに下げ、宮間をボランチに配しました。
すると後半4分、増矢が高い位置でボールを拾って阪口に出し、懸命に体を張った菅澤とのワンツーを決めた阪口が反撃ののろしを上げるゴールを決めました。
このゴールでなでしこジャパンらしさが戻りだし、キープのできる大儀見が中盤に下りてパス回しに絡む場面も増えてきました。しかしオランダゴールに迫り、決定機をつくりだすまでには至らなかったこともあり、それも長くは続きません。さらに選手交代を続け、17分から30分にかけて杉田亜未、川村優理、山下杏也加、横山久美を投入しますが、劇的な変化は生まれませんでした。
膠着状態が続いていた33分、日本ゴール前でボールを繋がれていたところ、増矢がマルテンスを倒したとしてPKをとられます。これをメリスに豪快に決められ、1対3となりました。
その後の見せ場は終了間際の47分、阪口のロングフィードを菅澤が落とし、宮間がワンタッチでボールを配給。それを受けた大儀見がDFを振り切りながら左足を振り抜いたシーンでした。ここもファン・フェーネンダールに防がれます。
結局、点差を詰めることはできないままタイムアップを迎えました。主力と合流すると非常連組がなかなか活躍しきれないという、見慣れた光景が続いた試合となってしまいました。その意味では収穫はありませんでした。
ただ、これまでもフレンドリーマッチで思うような成果をあげられなくとも、大事な勝負どころでは強さを発揮するのがなでしこジャパンでした。リオ五輪出場を賭けた最終予選では、世界トップクラスの実力と、ピンチを防ぐ粘り強さを見せてくれると信じたいものです。