ウェンブリーで行われたリーグカップファイナル。一発勝負の決戦ですが様子見の時間帯はなく、互いにゴールを狙い合うオープンな展開でスタート。序盤はスパーズのエース、ハリー・ケインの存在が際立っていました。

前半半ばからは、チェルシーの守備が若干緩めとなったか、トッテナムがペースをつかみだします。必然的にワントップのジエゴ・コスタが孤立気味になりました。

しかし先制したのはチェルシー。45分、ウィリアンのFKのこぼれ球に対して、ジョン・テリーが右足を振り抜くと、そのボールがトッテナムのエリック・ダイアーに当たってコースが変わり、ネットを揺らします。

ハーフタイム明けのチェルシーは、攻撃の際に人数をかけて圧倒しにかかると、それが実りました。ウィリアンのパスを受けたセスク・ファブレガスが前方のジエゴ・コスタへ。やや角度のないところながらシュートを放ち、後半12分に追加点が生まれました。今度はカイル・ウォーカーの足に当たってコースが変わり、記録はウォーカーのオウンゴール。GKウーゴ・ロリスは対応しきれませんでした。

2点を追いかけるスパーズは、エリク・ラメラ、ロベルト・ソルダードと前線に選手を送り込んで怒涛の攻撃を仕掛けます。それでもジョン・テリーを中心とした最終ラインの体を張ったチェルシー守備網を崩せません。逆に隙あらば少ない人数でのカウンターを披露します。

そこでジョゼ・モウリーニョ監督は、フアン・クアドラード、オスカル、ディディエ・ドログバといった攻撃の駒を投入してトッテナムを前がかりにさせまいとします。

やがてアディショナルタイムの4分が経過。現地のテレビカメラが、勝利を確信したモウリーニョ監督をずっと映している間にタイムアップの笛が鳴りました。

特に後半はチェルシーは守らされているのではなく、相手に攻めさせて完封した印象でした。前半のジエゴ・コスタの孤立も、あるいはプランどおりだったのかもしれません。